日テレ、30年ぶり“土曜の朝昼”改編　『シューイチ』進出＆小澤征悦の新ニュース番組

　日本テレビは4日、2025年春の改編説明会を行い、およそ30年にわたって“土曜朝の顔”となってきた『ズームイン！サタデー』『ウェークアップ』を改編し、『シューイチ』を午前5時55分から9時25分まで編成。昼のニュース視聴需要に応えるべく、読売テレビ・同局系全国ネットの新ニュース番組『サタデーLIVE ニュース ジグザグ』を午前11時55分から午後1時30分まで編成する。

【比較写真】懐かしすぎ…磯野貴理子や弁護士軍団などレギュラー陣の23年前と現在

　『シューイチ』は、2011年に放送開始し、日曜の朝を支えてきて15年目の節目を迎える。MC・中山秀征を中心に出演者が作り出す温かみのある雰囲気“ファミリー感”が支持を受けており、『シューイチ』ブランドを土曜にも進出させる。

　『サタデーLIVE ニュース ジグザグ』では、俳優の小澤征悦がニュースのナビゲーターを担当。番組コンセプトに「真実への道は決して真っ直ぐではない」を掲げ、進行は同局の足立夏保アナウンサー、ニュース解説は報道局特別解説委員の高岡達之氏らが担当する。

　読売テレビ報道局で、『サタデーLIVE ニュース ジグザグ』総合演出・遠藤慎也氏は「土曜のお昼にニュース番組ということは、新しいチャレンジだと思います。スタッフは、34年間続いた『ウェークアップ』のスタッフで、番組の形態、しっかりとしたニュース番組、報道番組でございます」と紹介。番組タイトルについて「世の中すごく便利になりまして、情報がものすごく入りやすい、もしかしたら正解らしきというものにたどり着きやすい世の中。直線的に答えにたどり着くことで、もしかしたら大切なものが漏れているのではないか」と言葉に力を込めていた。

　同局の改編率は全日11.3％、プライム帯23.2％、ゴールデン帯19.0％となった。約30年ぶりに土曜日の朝昼が改編されたほか、プライム帯の弱点となっていた水曜・土曜・日曜を改編。千鳥やかまいたち、SixTONESといった、今も10年先も輝くスターの力を生かしながら魅力的なタイムテーブルになることで、個人・コアともに視聴率アップを図るとしている。会見のMCは、杉原凜アナウンサーが務めた。

■日本テレビ土曜の朝・昼編成
『シューイチ』
1部：午前5時55分〜6時25分（関東ローカル）
2部：午前6時25分〜8時25分（全国ネット）
3部：午前8時25分〜9時25分（関東ローカル）

『サタデーLIVE ニュース ジグザグ』（読売テレビ制作）
午前11時55分〜午後1時30分