関税応酬で「影響拡大」=武藤経産相、週明け訪米

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2025年03月04日 20:01  時事通信社

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時事通信社

武藤容治経済産業相
 トランプ米大統領がメキシコとカナダに対する関税を発動し、日本の経済界に警戒感が広がっている。供給網が広範に打撃を受け、自動車大手の関係者は「(カナダなどが)報復関税を課すことになれば、影響はさらに広がる」と懸念。トランプ氏は自動車や鉄鋼、アルミニウムに対する関税なども示唆しており、武藤容治経済産業相は週明けに訪米し、ラトニック商務長官とグリア通商代表部(USTR)代表に適用除外などを直接働き掛ける方針だ。

 メキシコ、カナダへの発動に関し、日産自動車は4日、「この規模の関税政策は自動車メーカーの事業に悪影響を及ぼすため、今後の対応について検討している」とコメント。このほか、「中期的には車種の生産地域を切り替える準備をしている」(ホンダの青山真二副社長)、「供給網の変更で関税の影響を食い止めることも検討している」(旭化成)と、生産体制の見直しを急ぐ企業も少なくない。

 経済同友会の新浪剛史代表幹事は記者会見で「大変影響がある」と危惧。日本の国内総生産(GDP)を0.5%程度下押しするとの見通しを示し、このうちメキシコへの関税が特に響くと憂慮した。 

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  • 武藤容治経済産業相は訪米しラトニック商務長官とグリア/通商代表部USTR代表に適用除外を直接働き掛けると.ディールする取引材料はあるのか?ギブ&テイクの話ができるのか?ダメだったら政治レベルの話が必要だ
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