ガレッジセールのゴリこと照屋年之監督(52)が4日、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で行われた、与那国町地域発信型映画「かでぃんま」完成記念上映会&沖縄出身映画監督トークイベントに登壇し、MCを務めた相方の川田広樹(52)から「次、言ったらお前の責任だからな!」とダメ出しされた。
この日は「かでぃんま」の上映後、東盛あいか監督(27)と主演のカトウシンスケ(43)が舞台あいさつを行った。その後、新作「かなさんどー」が公開中の照屋監督と、劇作家・井上ひさしさんの原案を元にした舞台を映画化した「木の上の軍隊」(沖縄で6月13日に先行公開、7月25日に全国公開)の平一紘監督(35)が登壇し、トークを展開した。
トーク中に「かなさんどー」主演の松田るか(29)がサプライズで駆けつけた。照屋監督は、松田について聞かれると「明るい方ですけど全然、裏は態度が違う。髪をつかんだり」と大ウソでボケた。松田が「マスコミ、入っているんだから!」と困ると、川田も「やめろって、お前!」と阻止した。
「かでぃんま」は、与那国島が舞台。カトウが東京から島に渡って地元の女性カヨと結婚も、妻は出産後、亡くなり息子の淳寧とともに生きるタケシを演じた。カヨが残した与那国馬を日々、育てる中で、人を背中に乗せなくなった与那国馬フキを通し、カヨを感じて生きていく2人を描いた。
撮影は12月に与那国島で行われ、日本最西端の島ながら風が強く、非常に寒かったという。舞台あいさつが始まった午後6時台の東京都心の気温は1度で、渋谷も雪が降っていたが、カトウは「(与那国島は)初めてでした。与那国島は、メチャクチャ寒かったです。今日の東京くらいでした。一歩も外に出られないくらい」と振り返った。
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照屋監督は「かでぃんま」を鑑賞した感想を聞かれると「ちょこっと、僕出てたの、分かりますか? 髪を切っていたので」と口走った。ただ、出演シーンは皆無で、川田から「ウソをつくな!」とダメ出しされた。自身の次回作について聞かれると「(短編含め)14本、撮ってきて11本が(舞台は)沖縄。島、それぞれの風習で違うので…」と今後も沖縄での映画作りにこだわることをにおわせながら「次は、山梨」と声を大にした。川田から「ボケたかったんですよね…芸人の性で」と3度、ダメ出しされると「申し訳ない」と苦笑した。
舞台あいさつの最後に、カトウは「かでぃんま」について「短編映画だから、どう展開していくのか、僕もあまり分かっていないんですけど、少しでもたくさんの人に見てもらいたい。東京、日本に限らず、世界の人にも与那国を知ってもらい、興味をもってもらったら、うれしい」と期待した。
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