フジテレビ騒動で大手航空会社が撤退、福原遥の7月期“月9・航空モノ”ドラマが白紙になっていた

　今年で芸能生活20周年を迎える福原遥。放送中のNHK大河ドラマ『べらぼう』にも出演予定で、記念すべき“周年イヤー”は多忙を極めるはずだったのだが……。

「福原さんが7月クールにフジテレビ系で放送予定の“月9ドラマ”に主演が内定したそうです。当初は航空会社を舞台にした作品だったことから、大手航空会社と組んだタイアップ企画としてドラマ制作が進行していたんです」（テレビ局関係者、以下同）

　しかし、一連の“フジテレビ問題”で福原はとばっちりを受けてしまったという。

「芸能界を引退した元タレントの中居正広さんが抱えていた女性トラブルに、フジテレビ社員の関与が取り沙汰されたことでフジテレビの“スポンサー離れ”が深刻化しました。月9は“航空モノ”ということで、大手航空会社が全面協力のもと撮影が予定されていました。しかし、一連の騒動を鑑み、航空会社は企画から撤退することに。よってドラマの内容が白紙となり、制作陣は新たに企画を立て直す事態に陥っているそうです」

　現在放送中の月9でも同様の問題が起こっている。

「2月に放送された『119　エマージェンシーコール』の第3話では『横浜市消防局』と、『横浜市会』のクレジットがエンドロールから削除されたんです。ドラマは、救急車などに出動を指示する指令管制員を描く物語。横浜市消防局が全面協力のもと撮影が行われ、消防士の活躍などをPRするためのタイアップポスターが配布される予定でした。しかし、横浜市消防局が撮影協力から手を引いたことで企画が消滅してしまったんです」（広告代理店関係者）

朝ドラでもパイロットを演じた

　福原といえば2022年、NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』でパイロットを志すヒロインを演じた。今回、月9の企画が白紙にならなければ、『舞いあがれ！』以来の航空モノに出演となったのだが……。

「福原さんは『舞いあがれ!』でパイロットを演じた際、専門用語が多いセリフに苦労したんだとか。自分にセリフと役柄が染み込んでいると感じるまで台本を読み込むことで乗り越えたそうです。終盤には、自分が福原さん自身なのか、ヒロインなのかわからなくなったこともあったそう（笑）。彼女は内定していた今回の月9主演に当然喜んでいたそうです。“パイロット”の経験を生かすことができると考えていたのではないでしょうか。しかし、企画が白紙になったことで落ち込んでいないか心配です」（前出・テレビ局関係者）

　ドラマのタイアップ企画について、当該の大手航空会社に問い合わせると「弊社から何もお答えすることはありません」と回答。また、フジテレビにも同様に問い合わせると「制作の詳細につきましてはお答えしておりません」とのことだった。

　“フジ問題”で月9主演が吹き飛んでしまったが、今後も芸能界で“舞いあがる”のをファンは期待している。