尾野真千子×藤原季節『まぐだら屋のマリア』、中島みゆきが主題歌書き下ろし 坂東龍汰&岩下志麻ら追加キャスト発表

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2025年03月06日 18:11  クランクイン!

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ドラマ『まぐだら屋のマリア』ティザーカット (C)NHK
 尾野真千子と藤原季節がダブル主演するドラマ『まぐだら屋のマリア』(NHK BSP4Kにて3月29日21時に前夜、同22時29分に後夜を放送)の主題歌が、中島みゆきの書き下ろしによる楽曲「一樹(いちじゅ)」に決定。併せて、追加キャストとして、坂東龍汰、岩下志麻、田中隆三、中嶋朋子、尾美としのり、斉藤陽一郎、前田亜季、大原梓の出演が発表された。

【写真】ドラマ『まぐだら屋のマリア』より坂東龍汰&岩下志麻の場面写真

 原田マハの同名タイトル小説が原作の本作は、罪を負った者たちの「業と贖罪(しょくざい)と再生」をベースに「命の重さ」を描く。ひとつの命の火が消える、ということを重く捉え、「命のかけがえなさ」という、当たり前だけど現代において忘れられがちな大切なことを丁寧に紡ぐヒューマンストーリーを届ける。

 全てを失い、人生の終わりの地を求めてさまよう料理人・及川紫紋がたどり着いたのは、首に傷を持つ謎めいた女性・有馬りあが働く、崖の上にたたずむ小さな食堂「まぐだら屋」だった−。

 物語の舞台は、 “尽果”(つきはて)という、空と海と雪が降り積もった道以外何もない架空の町。“尽果”にはなぜか命の消えかけた者がたどり着く…。死のうとしているのか、生きようとしているのか…。自らを追い詰め自死を覚悟した男・紫紋もその1人。しかし彼は、「まぐだら屋」で働くりあ(通称・マリア)と彼女の作る料理との出会いで「無償の愛」に救われ、「生き直す勇気」を得ていく。

 尾野真千子が演じる有馬りあ(マリア)は、着用している衣服から、首の傷が見え隠れしている謎多き女性。客から親しみを持って好かれている食堂のマドンナだが、その笑顔の裏には壮絶な過去がある。

 藤原季節が演じる及川紫紋は、東京の老舗料亭「銀華」で板前修業に励んでいたが、ある出来事をきっかけに “尽果” にある「まぐだら屋」にたどり着く。マリアや尽果の人々との関わりによって少しずつ気持ちに変化が現れていく。

 本作の主題歌は、中島みゆきが本作のために書き下ろした楽曲「一樹(いちじゅ)」。主人公であるマリアと紫紋の人生を描くこの楽曲は、前夜では1コーラス目、後夜では2コーラス目が流れるという特別な構成。それぞれのエピソードの脚本を読み込んで紡がれた歌詞が、物語の感情を深く映し出している。

 中島は「2024年の初夏に、主題歌のお話を戴いた時は、企画書を読んだ途端『うひゃー、なんとまぁ、どえらいテーマに取り組んだものだなー!』と驚きましたが、スタッフの皆さんの、なんだか凄い勢いに魅せられまして、ぜひ参加させて戴きたいと思いました。その後、お預かりした台本の表紙を開いて、出演者名を目にした途端『うひゃー、なんとまぁ、どえらい方々が、よくぞ引き受けて下さったものなー!』と驚きつつ、嬉しくてワクワクしました」とコメントを寄せている。

 さらに、追加キャストを発表。及川紫紋(藤原)の料亭での後輩・浅川悠太と引きこもりの青年・丸狐貴洋の2役を坂東龍汰、有馬りあ/通称・マリア(尾野)との確執を抱える「まぐだら屋」のオーナー・桐江怜子役を岩下志麻が演じる。

 坂東は「今回僕自身初めての1人二役に挑戦します。そして、こんなに早くに尾野真千子さんと再会できたことも本当に嬉しかったです。藤原季節くんとは初めての共演でしたが、目がとても澄み渡っていて綺麗な方でした。お二人から頂いたものがあまりに沢山あって参加させていただけて良かったなと思っています」と充実感をにじませた。

 岩下は「深い悲しみと恨みを心に秘めた気性の激しい桐江怜子の役に魅力を感じて、すぐにお引き受けさせて頂きました。久し振りに挑戦してみたいと思った役柄です。いざ演じるとなると色々と難しいことだらけなのですが、とても気が強いけれども人間的な優しさを持った桐江怜子を私なりに演じてみたいと思っております」と語っている。

 そのほか、マリアと紫紋の人生に関わる“尽果”の漁師・住吉克夫役に田中隆三。紫紋の幸せを願う母・紘子役に中嶋朋子。マリアを影ながら支える怜子の主治医・立浪役に尾美としのり。マリアの高校時代の担任教師・与羽誠一役に斉藤陽一郎。与羽の妻であり、怜子の娘・杏奈役に前田亜季。紫紋と悠太の料亭での同僚・早乙女晴香役を大原梓が務める。

 特集ドラマ『まぐだら屋のマリア』は、NHK BSP4Kにて3月29日21時(前夜)、同22時29分(後夜)放送(全2話)。

※坂東龍汰、岩下志麻、中島みゆきのコメント全文は以下の通り。



<コメント全文>

■坂東龍汰(浅川悠太/丸狐貴洋役)

浅川悠太、丸狐貴洋を演じさせていただきました坂東龍汰です。あまり多くは語れないのですが、今回僕自身初めての1人二役に挑戦します。また新たなチャレンジになるので是非楽しみしていただけると嬉しいです。

そして、こんなに早くに尾野真千子さんと再会できたことも本当に嬉しかったです。藤原季節くんとは初めての共演でしたが、目がとても澄み渡っていて綺麗な方でした。お二人から頂いたものがあまりに沢山あって参加させていただけて良かったなと思っています。故郷である北海道で撮影が出来たこともとても嬉しかったです。皆様に見ていただける日を楽しみしていま
す。

■岩下志麻(桐江怜子役)

私は、大人しいおばあさん役や、普通に幸せな役にはどうしても興味が湧かないのです。今回「まぐだら屋のマリア」のお話しを頂いた時には、深い悲しみと恨みを心に秘めた気性の激しい桐江怜子の役に魅力を感じて、すぐにお引き受けさせて頂きました。久し振りに挑戦してみたいと思った役柄です。

いざ演じるとなると色々と難しいことだらけなのですが、とても気が強いけれども人間的な優しさを持った桐江怜子を私なりに演じてみたいと思っております。又、尾野真千子さんや藤原季節さんのように若い方達と御一緒できるのをとても楽しみにしております。

■中島みゆき(主題歌)

2024年の初夏に、主題歌のお話を戴いた時は、企画書を読んだ途端「うひゃー、なんとまぁ、どえらいテーマに取り組んだものだなー!」と驚きましたが、スタッフの皆さんの、なんだか凄い勢いに魅せられまして、ぜひ参加させて戴きたいと思いました。

その後、お預かりした台本の表紙を開いて、出演者名を目にした途端「うひゃー、なんとまぁ、どえらい方々が、よくぞ引き受けて下さったものなー!」と驚きつつ、嬉しくてワクワクしました。

この度、「一樹」という曲が誕生する機会を与えて戴けたことに、心より、感謝致しております。
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