BMWの得意とするエレガントな4ドアクーペの最小モデル『2シリーズ・グランクーペ』がフルモデルチェンジ 先行して第4世代に移行した『1シリーズ』に続き、BMWの得意とするエレガントな4ドアクーペの最小モデル『2シリーズ・グランクーペ』もフルモデルチェンジを受けた。BMWの象徴的なキドニー・グリルに斜めのデザインを取り入れるとともに立体的なプレスラインを採用し、48Vマイルド・ハイブリッド・システムを搭載。Mパフォーマンス・モデルの“M235 xDrive”もラインアップし、3月5日より発売開始となっている。
グループ内におけるMINI(ミニ)の知見も活用し、先代となる3代目よりFFに移行した『1シリーズ』をベースに、2019年に初代モデルが登場した『2シリーズ・グランクーペ』が、全幅1800mm、全高1445mmという日本市場に適したボディサイズを維持して生まれ変わった。
前述のMパフォーマンス・モデルを除き、『1シリーズ』でも話題を集めた“斜めキドニー”を採用するフロントグリルを始め、BMWデザインの意匠のひとつである環状のシグネチャーを2回繰り返す“ツイン・サーキュラー”を進化させ、よりシャープかつスポーティなデザインのアダプティブLEDヘッドライトを備える。
一方のリヤも、ワイドで力強さを強調する水平方向のキャラクターラインやディフューザー、立体的で力強いイメージのLEDコンビネーション・ライトなどがスポーティさを印象付ける。
同じくBMWカーブド・ディスプレイを採用したインテリアは、シフトレバーを廃止し、センターアームレストに操作系をすべて納めることでモダンな印象に。センター・コンソールにはQi対応機器(スマートフォン等)を配置し、後席は大人3名が座れる空間を確保するとともに、40:20:40分割可倒シートの採用によりラゲッジスペースを有効活用することが可能となっている。
また、運転席側に機能アイコンを縦に並べた再設計されたホーム画面を備えたBMWオペレーティング・システム9が搭載され、メニュー構造が大幅に改良されたことに加え、QuickSelect機能により、サブメニューに切り替えることなく機能に直接アクセスできるなど、利便性が大幅に向上している。
パワートレインには3機種が用意され、最高出力115kW(156PS)/5000rpm、最大トルク240Nm/1500-4400rpmを発揮する1.5リッター直列3気筒BMWツインパワー・ターボ・ガソリンを搭載する“220グランクーペMスポーツ”と、同110kW(150PS)/4000rpm、360Nm/1500-2500rpmの2.0リッター直列4気筒BMWツインパワー・ターボ・クリーン・ディーゼルの“220dグランクーペMスポーツ”を設定。
ともにダイナミックな走りを実現する7速DCTと48Vマイルド・ハイブリッド・システムを組み合わせることで、前者はシステム・トータル125kW(170PS)/280Nm、後者は120kW(163PS)/400Nmのアウトプットを達成。さらにはアダプティブMサスペンションの搭載により快適性と操舵性を大幅に向上させている。
そして高性能部門BMW M社が開発する、本格的なサーキット走行で培われた技術を余すことなく取り入れ走行性能を高めた“M235 xDriveグランクーペ”は、最高出力221kW(300PS)/5750rpm、最大トルク400Nm/2000-4500rpmを発揮する2.0リッター直列4気筒BMWツインパワー・ターボ・ガソリンを搭載。
左のパドル・シフトを1秒間引くことで、すべてのパワートレインとシャシー設定をもっともスポーティな設定に切り替えられるMスポーツ・ブースト機能付き7速DCTや、フロント・アクスルに組み込まれた機械式リミテッド・スリップ・デファレンシャルに4輪駆動システムのxDrive、さらにアダプティブMサスペンションやレッド・ハイグロス・キャリパーを備えたMスポーツ・ブレーキなどを組み合わせることで、Mパフォーマンス・モデルに相応しい「駆けぬける歓び」がもたらされる。
また、オプション設定として『BMW M3』や『BMW M4』で採用のテクノロジーを受け継いだMコンパウンド・ブレーキ(グレー・ハイグロス・キャリパー)の装着も可能に。そのほか、ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能(M235 xDriveに標準)や先進安全機能ドライビング・アシスト、BMWコネクテッド・ドライブやインテリジェント・パーソナル・アシスタントも搭載され、価格は528万〜734万円(税込)となっている。
BMW カスタマー・インタラクション・センター:フリーダイヤル:0120-269-437BMW インターネット・ウェブサイト:http://www.bmw.co.jp
[オートスポーツweb 2025年03月06日]