
3月5日放送の『水曜日のダウンタウン』(TBS系)にて、松本人志のまさかの“出演”が波紋を呼んでいる。
この日は同番組によく登場しているイメージのある30組を対象に、出演率ランキングを調査し、ベスト15が発表された。15位はみなみかわということで、ここで彼の過去の出演回がプレイバックされる。
それは2022年11月2日放送の「ラッコみたいに腹の上で貝を石で叩き割るのしんどい説」という“説”。みなみかわら3人の芸人がそれぞれ5個のハマグリを腹の上で叩き割り、先に完食した者の勝利という企画。ただし当時のオンエア映像がそのまま流れたため、ワイプには松本の姿が。
「松本さんはワイプの中で、テーブルに肘をついて芸人の挑戦に大笑いしたり、『マジかよ』『段々、みんな(割るのが)上手くなってきてるよね』などとリアクションしていました。続く14位は『ミスターSASUKE』こと山田勝己さん。みなみかわさん同様に、山田さんも過去の名シーンが流れていましたが、ここでも当たり前のようにワイプに松本さんが映っていたのです」(芸能ジャーナリスト)
《セコイやり方でうんざりする》
この後もランキング入りした人の過去映像がリフレインされるたび、ワイプに松本が映っていた。だがネットユーザーは、この“出演”にイライラが爆発。
|
|
《セコイやり方でうんざりする》
《間違ってないと思うのなら、もっと堂々とやって下さい》
《謝罪会見をせずにしれっと復帰を画策する辺り、マジ姑息な奴だよなぁ》
などといった厳しい声が相次いだのだ。つまり視聴者は、彼を“小出し”にしながら世間の反応を見ようとする「観測気球」ではないかと疑いの眼差しを向けているのである。ほかにも、これまで数々のレギュラー番組で、不在中の松本を想起させるような演出が見られた。
「2024年11月放送の『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)では『まっちゃん不足に陥っている』としたうえで、浜田雅功さんが東京23区の『まっちゃん』と名の付く店に取材交渉し、ロケをするという企画がおこなわれました。
今年の2月9日オンエアの『ガキ使』で企画されたのは『ダウンタウンVSココリコ炎の3番勝負』。松本の代わりに陣内智則さんが参加したのですが、その途中、板尾創路さんが番組でおなじみの“外国人の嫁”を連れて登場。『松本の代わりができるのはこの嫁しかいない』と、陣内と大喜利対決を繰り広げていました」(芸能ジャーナリスト)
2024年11月の『クレイジージャーニー』(TBS系)でも、過去回の振り返りで松本を出演させたことがあるが、この“間接的な出演”も物議を醸している。こうした各番組の演出意図について、在京キー局ディレクターは次のように語る。
|
|
「やはり復帰を前提とした地ならしではないでしょうか?ただその布石なら、彼がテレビ界に必要であることを今一度示す必要があります。今のような演出だとかえってアレルギー反応が強くなるばかりです」
テレビに復帰しようとするたびに世間の反応を探るような演出が続くなら、自身で直接ファンに向けた発信を行う方が現実的な道かもしれない。