松重豊監督、“引退”回避 『劇映画 孤独のグルメ』目標の興行収入10億円突破「安堵しております」

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2025年03月06日 21:28  ORICON NEWS

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『劇映画 孤独のグルメ』井之頭五郎の「腹、減ったでしょ」場面カット(C)2025「劇映画 孤独のグルメ」製作委員会
 松重豊監督・脚本・主演の映画『劇映画 孤独のグルメ』が、1月10日から3月5日までの55日で、興行収入10億円を突破したことがわかった。

【全身ショット】スラリとした姿で…思いを伝えた松重豊

 1月1日にYouTubeにて生配信していた「孤独のタワーキャラバン」で、「10億行かなかったら、五郎からも、監督業からも身を引きます」と宣言していた松重監督。目標にしていた10億円突破の一報を受け、松重監督は「『劇映画 孤独のグルメ』が終映間近の今日、目標興行収入10億円を突破いたしました。多くの方に支えられてようやくたどり着きました。本当にありがとうございました。お客様の“胃袋”だけでなく“心”も多少はつかむことができたのかなと安堵しております」と、感謝のコメントを寄せた。

 あわせて、新たな場面カットが解禁。エンドロールが終了して、商店街を歩き切った五郎はとある店の前で振り返り、観客に「腹、減ったでしょ?」と問いかけるシーンのものだ。

 松重監督は、本作の制作にあたり、「最後の最後までこだわりぬいた」と話しており、それはエンドロールの後の映像にまでに及んでいる。エンドロールでは、商店街をひたすら歩いていくバックショットで、作品の“余韻”を醸し出しているが、この商店街、どこか見覚えがあると気付いたファンもいたのでは?五郎がやってきた店は『孤独のグルメ』シリーズの始まりの地、“つくねとピーマン”で視聴者の胃袋をわしづかみにした、シーズン1第1話に登場した「庄助」。ここからシーズン1が始まるのか、はたまたループしているのか…。

 そして、このシーンのせりふは、日本語のほかに、英語・フランス語・韓国語・中国語とさまざまな言語でのバージョンも撮影しており、釜山国際映画祭で上映した際には、「ペゴプシジョ」と韓国語で問いかけ、会場は大いに沸かせた。

 台湾・香港では3月14日、韓国では3月19日、シンガポールでは3月27日と、世界各地での本作の公開が控えている。

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