「夢は見るものじゃない。夢はかなえるもの。キミたちの未来に期待します。卒業おめでとう」
3月1日、北海道・根室高校の卒業式にサプライズで登場し、卒業生156人を前にこう語りかけたのはGACKT(51)。200人以上の保護者も見守るなか、卒業の門出を祝うため自らの楽曲『野に咲く花のように』を熱唱すると、会場は拍手と歓声に包まれた。
彼が06年から始めた「卒業式ライブ」は今回で16回目。“ライフワーク”となっていたが、20年はコロナ禍で中止。22年は活動休止中のため断念せざるを得なかったが、23年から復活していた。卒業式ライブを終えたGACKTに本誌は話を聞いた。
――卒業式ライブに根室を選んだ理由は何だったのでしょう。
「今回は、学校の校長からの依頼でした。この学校は去年、改築のタイミングでカビが大量発生して生徒たちが授業を受けられない期間が続きました。そのことに対し、校長はせめて卒業生に花を添えたいとのことだったので、ボクが力になれるのであればということで受けました」
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――GACKTさんはもともと寒さが苦手だと話されています。根室はいかがでしたか。
「根室は初めてです。今回は学校にしか行ってないのでなんとも言えませんが、思っているよりも暖かかったです(笑)。この後、札幌に移動しましたが札幌の方が寒かったです。マイナス6度だったので」
――現場では思わぬトラブルがあったと聞きました。
「実は体調を崩していて、左耳が聞こえなくなっていました。なのでスピーカーを右に置いて対応しました。喉も腫れていたのですが、本番ではなんとか歌うことができたので安心しています。
本番でトラブルに見舞われたことは何度もあります。むしろ、万全な体調、体制でできることはラッキーなことでどんなトラブルでもその時にどう自分が対応するか、適応しながらやるかが大事だと思っています。問題はありません」
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――やはりマレーシアが居心地良いですか。
「そうですね、寒いのと乾燥が苦手なボクにはマレーシアの方が合ってると思います。体調を管理するという面では特に」
――生徒たちとは何か会話されましたか? また、根室の生徒たちから感じたことはありますか。
「ピュアな子達が多い印象です。生徒と直接話すことはなかったですが、たくさんの生徒、父兄の方達からDMが届きました。どれも温かい内容のものに溢れていました。少しでもボクらの活動が彼らの背中を押せるものになればとそう願っています」
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