“30年ぶり再会”70代建築家・3代目の自邸へ『渡辺篤史の建もの探訪』

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2025年03月07日 10:00  ORICON NEWS

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大開口と吹き抜けのリビングダイニング「-神奈川県茅ヶ崎市・三澤邸-」(C)テレビ朝日
 俳優・渡辺篤史が案内役を務めるテレビ朝日の人気番組『渡辺篤史の建もの探訪』(毎週土曜、前4:25)8日放送回では、30年前に取材した建築家の自邸「-神奈川県茅ヶ崎市・三澤邸-」を再び訪れる。建主自身が設計し、これまでに3度建て替えられたこの住宅は、高齢者にやさしい住まいへと進化を遂げていた。

【別カット】120センチ高床の建物「-神奈川県茅ヶ崎市・三澤邸-」

 建主は建築家。1981年、自らの設計で最初の小さな自邸を建築。1990年、子供たちの成長に合わせ2階を増築。この時、同番組が取材した。そして、子供たちが独立し、自らも70代を迎えたことを機に、高齢者にやさしい3代目の家に建て替えた。

 近隣に住宅が建て込んだことがあり、日当たりを良くするため、1階の床を120センチと高めに設定。さらに駐車場も確保するため、外階段とブリッジでアクセスする特徴的なアプローチが誕生した。

 1階のリビングダイニングは、日当たりを第一に考えた南面が全面窓で吹き抜けの大空間。内装は木の質感を生かしたデザイン。南側に床が面一のウッドデッキを設けている。。また、ウッドデッキにはベンチや水場もあり、バーベキューを楽しめる。また、キッチンは一段低く設計され、背面の大きな窓が採光と勝手口を兼ねる機能的なデザイン。また、食品庫には玄関側にも出入り口を設け、生活動線にも配慮されている。

 家事動線を考慮し、キッチンから一直線に配置された洗面・浴室エリア。浴室は温泉宿を思わせるような落ち着いた雰囲気で、デッキ材を使用したスノコや、趣のある湯口、バスコートが設けられている。高齢者に配慮し、手すりも完備。2階へは、押し入れの中に隠された階段でアクセスするというユニークな設計。そこには10.5畳の和室が広がり、曲面天井が特徴的な空間に仕上がっている。この和室は寝室として使われ、中間の梁には間接照明が仕込まれ、ロールスクリーンで空間を仕切ることも可能だ。

 さらに、2階には書斎や納戸に加え、瞑想室のような“隠し部屋”がいくつも散りばめられている。建築家ならではの遊び心と工夫が詰まった設計に、驚きの連続だった。長年の知識と経験を活かし、高齢になっても快適に暮らせるよう設計された三澤邸。暮らしやすさと遊び心が共存するこの住宅は、これからの住まいづくりのヒントにもなりそうだ。

竣工:2024年1月
敷地面積:131.9平方メートル(39.9坪)
建築面積:50.6平方メートル(15.3坪)
延床面積:76.4平方メートル(23.1坪)
構造:木造在来工法
設計:三澤護/建楽設計

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  • なんで渡辺篤史って人様のソファー視界に入ったら座って寛ぐヘキとめっちゃ小声で「ぃゃぁ~…」って感嘆の声が漏れるヘキが抜けないんだろ?
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