「デアデビル:ボーン・アゲイン」(c) 2025 Marvelマーベルが贈る最新ドラマシリーズ「デアデビル:ボーン・アゲイン」が3月5日(水)よりディズニープラスにて独占配信開始。
デアデビルことマット・マードックを演じるチャーリー・コックスが、再び彼の物語が幕を開けることについて「まだ満たされない思いが残っていたのは事実です。とてもワクワクしています」と語る本作。その配信を前に、“デアデビル(命知らず)”と呼ばれる男の素性と唯一無二の魅力をふり返った。
■視覚以外、超人的感覚を持つマッド・マードック その生い立ち
ニューヨークにある“ヘルズ・キッチン”という街で生まれ、二流ボクサーの父と2人で暮らしていたマット・マードック。
幼少期の事故により有害物質を浴びてしまったマットは視覚を失い、以降、視覚以外の感覚が超人的に発達。普通では考えられないほどの聴覚や嗅覚を持つようになる。
そんな中、試合で勝利する誇らしい姿を息子・マットに見せたかった父が、八百長試合で約束を破り勝ってしまったことにより、裏社会の何者かに殺害され、マットは唯一の家族をも失ってしまう。
天涯孤独になったマットは、同じく盲目の謎の武術家との出会いをきっかけに、異常に発達した感覚の抑制法や格闘術を叩き込まれることに。
法、そして正義だけではどうにもならないことがあると幼少期から痛感して大人になったマットは、昼は弁護士として法で正義を追求しつつ、夜になるとデアデビルとして、法では裁くことのできない悪を叩きのめすヒーローとして活動していく。
そんなデアデビルだが、感覚は発達しているものの肉体は常人と同じ。超人血清も打っていなければ、もちろん神でもなく、深紅のスーツは全てをはね返すような代物でもない。そのため日頃から生傷が絶えず、ときには死も危ぶまれるほどの大怪我をすることも…。
それでも、法の限界を痛感したことから戦いを止めることなく、完膚なきまでに徹底的に悪人を叩きのめす。デアデビルの魅力は、そんな生身の人間らしい姿と、銃などに頼ることなく己の肉体を武器に繰り広げるハードでバイオレンスな戦い方にある。
■宿敵は深い因縁を持つ犯罪王キングピン
デアデビルの宿敵が、ニューヨークを陰で支配する犯罪王のキングピン(演:ヴィンセント・ドノフリオ)だ。
警察やマスコミをも買収して自身の配下に置く裏社会にどっぷりと浸かった実業家で、恐ろしいのは策士な性格のみならず、巨体から繰り出される圧倒的なパワーで容赦なく人の命を奪う残忍さ。
様々な犯罪の裏で糸を引くキングピンの存在に気づいたデアデビルは、キングピンに徐々に近づき、ついに対決。素手での殴り合いや体当たりの応戦で互いに血が滴り、痛みが直に伝わるほどの名バトルを繰り広げた結果、デアデビルの辛勝に終わり、キングピンは刑務所に収監。
しかし、その後キングピンは巧みな取引により出所し、権力を取り戻して再び犯罪者の元締めに。こうして2人は常に対立し続け、深い因縁を持つ関係となった。
そして本作では、因縁の2人が再び衝突することになる。チャーリー・コックスは再びデアデビルとして戻ってくることに「正直、狂気じみた体験です。感情的にはすでに区切りをつけていましたので。ただ、まだ満たされない思いも残っていたので、また最初から旅を始めるような気分になり、嬉しいです。もう一度デアデビルを演じられることを非常に幸運だと思っています」と思いを語る。
果たしてデアデビルは、暴力による負の連鎖を止められるのか――? デアデビルとキングピン、2人の過去が明らかになり始めたとき、衝突必至の道を歩むこととなるが…。
ダークなバイオレンスを魅せるデアデビル、その闇夜の闘いに注目だ。
「デアデビル:ボーン・アゲイン」はディズニープラスにて独占配信中。
(シネマカフェ編集部)