高橋恭平「御上先生」第5話(C)TBS【モデルプレス=2025/03/09】なにわ男子の高橋恭平が、俳優の松坂桃李が主演を務めるTBS系日曜劇場「御上先生」(毎週日曜よる9時〜)に、東大生・戸倉樹役として出演中。インタビュー後編では、本作での共演を機に親しくなった俳優の奥平大兼とのエピソードや、俳優業への思い、25歳の抱負などについて語ってくれた。
【写真】「御上先生」高橋恭平、サプライズ登場シーン◆日曜劇場「御上先生」
本作は子供が生きる「学校」、大人がもがく「省庁」という一見別次元にあるこの2つを中心に展開。未来を夢見る子供たちが汚い大人たちの権力によって犠牲になっている現実、そんな現実に一人の官僚教師と、令和の高校生たちが共に立ち向かう、教育のあるべき真の姿を描く大逆転教育再生ストーリー。
第2話の中盤、雨空の繁華街で落とした週刊誌を拾い、殺傷事件の見出しを神妙な面持ちで見つめる“謎の青年”として突如登場した高橋。事前に告知はなく、わずか30秒ほどの登場だったことから、視聴者からは多くの反響が寄せられ、X(旧Twitter)では「恭平くん」がトレンド入りを果たした。その後の第5話では、東京拘置所にて隣徳学院の生徒・神崎拓人(奥平)と出くわし、神崎が「面会ならこの先ですよ」と問いかけると、青年は「いえ…違います」と答え、その場を後にする意味深な場面も描かれた。
そして3月9日放送の第8話で、高橋の役名が戸倉樹であること、そして隣徳学院の卒業生で、現役東大生であることも明らかに。彼は不倫をリークされたことをきっかけに退職した隣徳学院の元教師・冴島悠子(常盤貴子)がかばった生徒だった。
◆高橋恭平、“東大生”役に挑戦「高橋恭平は封じています(笑)」
― 戸倉というキャラクターについてどのように感じて演じましたか?
高橋:戸倉の思いを語るシーンは今の段階ではまだ撮影できていないのですが(※インタビュー時)、登場シーン自体は少なく、セリフが多いわけでもないので、役柄の見せ方や、思いをどう表現するかについては監督と相談しました。衣装合わせのときに、監督から「かっこよくいてほしい」「かっこいい恭平くんが出せたらいいな」というお言葉をいただいたので、「それなら任せてください!お芝居のことはまだまだですが、かっこよく見せることは得意なので!」と返しました(笑)。
― さすがです!“かっこいい”というのは、“スマート”というイメージでしょうか。
高橋:そうですね。卒業生の役なので、髪色についてどうするか話し合った時に、「今の生徒との違いを出したいよね」という話になり、僕が以前出演した「マイホームヒーロー」の映画のときの写真を見せてくれて、「これとか良くない?」「いいですね、じゃあそれにしましょうか」みたいな感じで決まりました。
― 東大生役と聞いたときは、率直にどう思いましたか?
高橋:東大生というのは、リアルで考えるとかけ離れている真逆の存在で、作品だからこそ演じられる役柄なので、嬉しかったです!周りからはよく「必要以上に喋らないで、黙っていれば賢く見える」と言われるので、とりあえず高橋恭平は封じています(笑)。僕の賢いイメージはゆっくり喋ることなので、それを取り入れようかなと思っています。
◆高橋恭平、奥平大兼と「絶対に仲良くなる」撮影初日に連絡先聞き出す
― 主演の松坂桃李さんにはどんな印象をお持ちですか?
高橋:松坂さんとお会いしたのは顔合わせのときくらいで、お芝居のシーンでお会いしたことはないのですが、役に切り替わる瞬間が“怖い”と思ってしまうほど印象強かったので、テレビ越しでものめり込むように見入ってしまいました。
― 本作で印象的だったシーンや、刺さったセリフなどはありますか?
高橋:大兼と一緒のシーンが多い分、大兼を重視して見ているんですけど…あ、もちろん大兼の斜め後ろの席に座っている真弓(AmBitious真弓孟之)も、大兼越しに見ていますよ(笑)。「御上先生」は、英語が喋れたり闇を抱えていたりと、生徒一人ひとりにそれぞれ特徴があって、御上先生とのやりとりの違いを感じるので、同年代の共演者と切磋琢磨し合える現場ってすごく良いなと改めて思いました。そんなもうひとつの学生ライフが羨ましくもあり、微笑ましいなと思いながら見ていますね。
― 奥平大兼さんとのシーンが放送されましたが、撮影はいかがでしたか?
高橋:大兼は唯一共演シーンがある生徒役のキャストで、交わすセリフも一瞬だったんですけど、撮影初日に「絶対に仲良くなってやろう!」と思って、僕からグイグイ詰め寄って、その日に連絡先を聞きました。教室でのシーンが羨ましくて、僕もそこで一緒に撮影したかったので、大兼にクラスのみんなの仲の良さを聞いています(笑)。「もう1回学生ライフを送ってる感じ?めっちゃいいやん!」って(笑)。
― 常盤貴子さん、奥平大兼さんとの重要なシーンはこれから撮影ということですが(※インタビュー時)、意気込みをお聞かせください。
高橋:大兼とのシーンは撮り終えていますが、常盤さんを交えての撮影はこれからなので、緊張しています。戸倉としての思いを語る大事なシーンなので、しっかり準備して臨みたいです。
◆高橋恭平「ずっとピュアでいたい」俳優業への思い
― 生徒役のキャストがいる中で、今回卒業生役を演じるというのは俳優としての成長を感じるところかと思うのですが、いかがですか?
高橋:生徒役だったら、こんな髪色はできていないので新鮮だなと感じます。作品に対してこういう携わり方もあるんだなと思いました。演技力についての成長は自分ではまったくわからないので、皆さんから言っていただいたことを「やります!やらせてください!」というスタンスで挑ませていただいています。自分で考えて演じることも好きなので、お芝居をしているときはとにかく楽しいです。
― 高橋さんの俳優業に対する今の思いをお聞かせください。どういう俳優になっていきたいか、具体的なイメージはありますか?
高橋:もちろん本業はアイドルですが、役を通してだからこそ見せられる自分をこれからもどんどん見せていって、グループにも貢献できたらいいなと思っています。お芝居の面では、ずっとピュアでいたいなと思います。全部を「こうだ」と決めつけたくはないので、いろいろな人からいただいたアドバイスに対して、真正面から素直に考えて、自分の答えを見つけていきたいです。
― 2月28日で25歳を迎えましたが、25歳の抱負をお聞かせください。
高橋:僕は100歳まで生きるつもりなので、それの4分の1が終わりました!4分の1にしてはすごく濃い人生を送らせてもらったなと、特にこの1、2年身にしみて感じたので、25歳になってからは「御上先生」で学んだことなどをまたいろいろなところで出していって、もっと芝居の質が上がればいいなと思います。
― ありがとうございました!
(modelpress編集部)
◆高橋恭平(たかはし・きょうへい)プロフィール
2000年2月28日生まれ、大阪府出身。2014年11月23日より関西ジュニアとして活動開始。2018年10月より結成されたなにわ男子のメンバーに選ばれ、2021年11月12日に「初心LOVE(うぶらぶ)」でCDデビューを果たす。2019年8月放送の24時間テレビ42ドラマスペシャル「絆のペダル」(日本テレビ系)でドラマ初出演。2023年より美容雑誌「Men's PREPPY」のレギュラーモデルを務める。近年の主な出演作は、映画「なのに、千輝くんが甘すぎる。」(2023)、「映画 マイホームヒーロー」(2024)など。
【Not Sponsored 記事】