2025年のUNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI 296 GT3のカラーリング 3月10日、2025年から新たなエントラント名『VELOREX』として参戦するチームルマンは、2025年のUNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI 296 GT3のカラーリングと体制、そしてレースアンバサダーを発表した。今季は、1960〜70年代のレーシングカーからインスパイアされたクラシカルなカラーリングで参戦する。
スーパーGT、そして前身のJGTC全日本GT選手権時代から長年シリーズで戦うチームルマンは、2024年からイタリア語で速さを意味する“VELOCE”とラテン語で王を意味する“REX”を組み合わせ、「挑戦と勝利」をミッションとした新ブランド『VELOREX(ヴェロレックス)』を立ち上げたが、2025年からはエントラント名称として採用する。
GT300クラス参戦5年目となる2025年は、ドライバーとして片山義章とロベルト・メリ・ムンタンのコンビを継続。フェラーリ296 GT3での2年目のシーズンに挑む。2024年にはGT300でフェラーリ296 GT3の初表彰台を獲得した実績をもつ。
また、2025年のレースを戦うパートナーとして昨年に続き、UNI-ROBOおよびBLUEGRASSをメインパートナーとして迎えることになり、車名は『UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI 296 GT3』となった。
そんなUNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI 296 GT3のカラーリングは、2024年に続きレッドを主体としたものになるが、非常にユニークなデザインが採用された。1960〜70年代のレーシングカーからインスパイアされ、ホワイトのカナードやリヤウイング、アルミ風のサイドスカート、またアンシンメトリーな左右の大型ゼッケンを連想させるデカールで、カーナンバー6を表現。クラシカルな往年のフェラーリのレーシングカーをイメージさせるデザインとなった。
エンジニアはマティア・オセラドーレを継続起用するほか、チーム体制も強化。さらにレースフィールドにおいて“感性に響くカッコ良さ”もモータースポーツシーンには欠かすことができない要素と考え、マリンスポーツウエアなどを手がけるmutaとのコラボレーションによるチームウェア、およびレースアンバサダー衣裳を新たに採用。レースアンバサダーもVELOREXアンバサダーをはじめ増員することで、発信力と話題性のあるチームとして活動する。
「昨年、一昨年とチーム全体のポテンシャルも向上し、常にポールポジションや表彰台を狙えるポジションに位置することは証明できたと思っています。フェラーリ296 GT3での戦い方も見えてきましたし、ロベルト選手とも4年目ということで、今年はお互い切磋琢磨しながら表彰台の頂点に立つことを目標に、シーズンを通じて常にトップグループで戦いたいと思っています」と語るのは片山。
またメリ・ムンタンも「新たなシーズンをVELOREXとともにスタートできることを楽しみにしている。昨年は初めてのフェラーリ296 GT3で多くの経験を積み、多くを学んだ。今年はミスなくすべてをうまくまとめられさえすれば、初優勝、そしてランキング3位以内は狙えるはずだ。片山選手はいつも素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれるし、今年も彼とともに素晴らしい仕事ができると信じているよ」と意気込みを語った。
新チーム体制については、スーパーGT岡山公式テストの開催期間中の3月16日に、岡山国際サーキットの1コーナー上のテント内でVELOREX体制お披露目会を開催。ドライバー、VELOREXアンバサダーらが参加しファン向けにイベントを開催するという。
VELOREX 2025年スーパーGT GT300クラス参戦体制車両名:UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI 296 GT3カーナンバー:6タイヤ:横浜ゴムドライバー:片山義章/ロベルト・メリ・ムンタンエントラント代表:古場博之チーム監督:小倉啓悟チーフエンジニア:マティア・オセラドーレチーフメカニック:片岡恵人広報兼マネージャー:宅間美帆レースアンバサダー:ENA、YUYU(VELOREXアンバサダー)、新堂まみ、市原薫(UNI-ROBOアンバサダー from Pacific)、城戸ひなの(TONEアンバサダー)
[オートスポーツweb 2025年03月10日]