俳優の高知東生(60)が10日までにX(旧ツイッター)を更新。市販薬の過剰摂取問題に対する政府の取り組みに疑問を呈した。
若年層を中心に薬の過剰摂取「オーバードーズ」がまん延して社会問題化している。そうした中、厚生労働省は「ODするよりSD(相談)しよう。」とのキャッチコピーで啓発。政府広報オンラインの公式サイトでも啓発動画が公開されたが、その内容に賛否さまざまな意見があがっている。
「言葉遊び」といった批判的な声もある同キャッチコピーに、高知は「昭和のボキャブラ天国かと思ったが」と、90年代に放送されて人気を博したバラエティー番組にたとえて言及しつつ、「相談現場やセミナーを見てきて思うのは、相談を持ち掛けた大人が適切な対応ができないというのがそもそも大問題だと思う」と指摘。「学校の先生方が『どうしたらいいか分からない』と言ってるぞ。まずそこからだろ!」と訴えた。
高知は16年に覚醒剤取締法違反事件で、懲役2年執行猶予4年の判決を受けた。その後薬物依存症からの回復を目指し、依存症についての啓発活動にも取り組んでいる。
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 Nikkan Sports News. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。