夜ドラ『バニラな毎日』第29話より(C)NHK 俳優の蓮佛美沙子が主演を務めるNHK夜ドラ『バニラな毎日』(総合、月〜木 後10:45ほか)の第28話が、きょう6日に放送される。
【場面カット】不自由な手を使いながらホイッパーを扱う白井(蓮佛美沙子) 原作は賀十つばさ氏の同名小説。こだわりの洋菓子店の経営がうまくいかず、店を閉めることになった白井葵(蓮佛)。そこに現れたクセの強い料理研究家・佐渡谷真奈美(永作博美)から持ちかけられたのは、「お菓子教室」。大阪の小さな洋菓子店の厨房で開かれるお菓子教室にやってくる、さまざまな生徒とのふれ合いを描く。五感を刺激するお菓子の魔法が、孤独な人たちの心の渇きを癒やすスイーツ・ヒューマンドラマとなっている。
完全に治らない右手では理想のケーキが作れないことを悟る白井。そんな白井の悲痛な思いを聞いた佐渡谷は、自らの経験を語ると同時に、秋山静(木戸大聖)の復帰ライブのチケットを渡す。ライブ当日、静がミュージシャンとして歌う姿を初めて目撃した白井は、涙を流すのだった。
■第29話あらすじ
不安を抱えながらもステージに立ち、全力で思いを込めて歌う静に、心を揺さぶられた白井。右手が不自由でも作ることができるものがあるはずだと懸命に考えるようになる。厨房にやってきた佐渡谷が見守るなか、白井がパティシエとしての感覚をフルに生かして作りあげたのは「バニラアイスクリーム」。その味わいに佐渡谷は感銘を受ける。そして、佐渡谷は白井にある決断を告げることに…。