妻夫木聡今月末よりスタートする、今田美桜がヒロインを務める連続テレビ小説「あんぱん」に、妻夫木聡の出演が明らかになった。
本作は、「アンパンマン」の原作者・やなせたかしと小松暢の夫婦をモデルにした物語。中園ミホが、激動の時代を生きた波乱万丈の物語として大胆に再構成する。
今回、連続テレビ小説初出演となる妻夫木が演じるのは、戦時中、柳井嵩(北村匠海)が所属することになる小倉連隊の上等兵・八木信之介。
軍隊になじめない嵩を気にかけ、折にふれ助け舟を出す八木。戦後、嵩と思わぬ再会を果たし、主人公の朝田のぶ(今田)と嵩の人生に、大きな影響を与える。
妻夫木聡コメント
朝ドラに出演することはすべての役者にとっての目標だと思っております。念願叶ってようやく出演できることに、喜びを感じております。そして、その作品がこの「あんぱん」ということがまたとても幸せなことです。初めて台本を読んだとき、胸がキューッとなりました。温かくて、時には厳しくて、大きな愛で包んでくれるこの作品は、きっと見てくれた方々の心にぽっと明かりを灯してくれると確信しています。
私が演じる八木信之介は、一見厳しくも見えますが、冷静に繊細に物事を見つめ、本質を見抜く人。
邪念なく嵩をみつめ、嵩のもつ清らかな心を大事に支えていけたらいいなぁと思っています。
どんな時代でも簡単には生きられない世の中。だけど、忘れちゃいけない思いがある。思いやりの心。この朝ドラは希望の話です。そんなすてきな「あんぱん」の物語を、最後まで精いっぱい、心を込めて演じたいと思います。
――やなせたかしさんについて
やはりアンパンマンの印象がとても強いです。子どもたちと共に、アンパンマンミュージアムには何度も足を運ばせていただいています。何のために生きるのか、人間にとって最大のテーマです。それを優しく強く心に投げかけてくれるのがアンパンマンだと思っています。
個人的には、正義と悪の心を持ってしまったロールパンナちゃんが好きです。自分の運命に翻弄されつつも、正しく生きようとするその姿は、まさに人間そのもの。ロールパンナちゃんのように強くありたいといつも思わされます。
――高知県について
初めて仕事で高知に行ったときに食べたカツオの藁焼きがとてもおいしくて、改めて旅行しに行ったいい思い出があります。それ以来、よくカツオの藁焼きを取り寄せては家で楽しませてもらっています。
連続テレビ小説「あんぱん」は3月31日(月)より毎週月〜土曜日8時〜/再放送12時45分※土曜日は1週間をふり返り NHK 総合ほかにて放送(全26週/130回)。
(シネマカフェ編集部)