北村匠海主演『悪い夏』“クズ&ワル度数”MAXなキャラビジュ&キャラ予告解禁

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2025年03月10日 20:10  クランクイン!

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映画『悪い夏』キャラクタービジュアル (C)2025映画「悪い夏」製作委員会
 北村匠海が主演する映画『悪い夏』より、“クズ&ワル度数”MAXなキャラクタービジュアル&キャラクター予告が解禁。併せて、磯村勇斗、山田裕貴、藤井道人ら著名人から本作に寄せられたコメントも到着した。

【動画】“クズ&ワル度数”MAX『悪い夏』キャラクター予告

 本作は、第37回横溝正史ミステリ大賞優秀賞を受賞し、「クズとワルしか出てこない」と話題を呼んだ染井為人の小説を映画化したサスペンス・エンターテインメント。城定秀夫監督がメガホンをとり、『ある男』で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した向井康二が脚本を手掛ける。

 市役所の生活福祉課に務める佐々木守(北村)は、同僚の宮田(伊藤万理華)から「職場の先輩・高野(毎熊克哉)が生活保護受給者の女性に肉体関係を強要しているらしい」と相談を受け、真相究明の手伝いを頼まれる。真面目で気弱な佐々木は、正義感に燃える宮田の頼みを面倒くさいと思いながらも断ることができず、その女性、育児放棄寸前のシングルマザー・愛美(河合優実)のもとを訪ねる。

 愛美は高野との関係を否定するが、実は裏社会の住人・金本(窪田正孝)、その愛人の莉華(箭内夢菜)、手下の山田(竹原ピストル)とともに、ある犯罪計画の片棒を担ごうとしていた。そうとは知らず、徐々に愛美へと惹かれてゆく佐々木。ふとしたきっかけで万引きを繰り返すようになってしまった生活困窮者・佳澄(木南晴夏)らを巻き込み、佐々木にとって悪夢のようなひと夏が始まろうとしていた…。

 この度、北村が演じる佐々木をはじめとした、クズ&ワルたちのキャラクタービジュアルとキャラクター予告映像が解禁。

 キャラクタービジュアルは、「じゃあどうすればよかったんですか」と目もうつろな表情の“真面目な公務員”佐々木(北村)と、「だったら助けてよ」と誰かにすがるようなまなざしの“育児放棄寸前”愛美(河合)。「残念だけど二度と抜けらんねぇからな」と不穏な笑みをみせる“裏社会の住人”金本(窪田)に、「いつまでそうやって強気でいられるかな」とタバコを手に視線を向ける“売人”山田(竹原)。

 さらに「…だいじょうぶ」と店で商品を手にして目を泳がせる“万引き依存(?)”佳澄(木南)、「手伝って欲しい、真相究明のため」と見つめる“正義感の暴走”宮田(伊藤)、「お前、どこまで知ってんだよ」と厳しい表情の“脅迫・強姦”高野(毎熊)、「あんたさあ、生活保護もらえてんのあたしのおかげだよね」と不敵な表情の“不正受給斡旋”莉華(箭内)、という総勢8人のキャラクターそれぞれの表情とセリフがデザインされたもの。彼らが出会ってしまった先に何が待っているのか、ゾクッとしつつも、好奇心をくすぐられるビジュアルだ。

 キャラクター予告映像では、うだるような暑い夏、ぱっくりと口をあけた“地獄”へ、徐々に飲み込まれていくキャラクターたちの姿が。知らぬ間に巻き込まれたヤツ、すごまれるヤツ、脅すヤツ、どこか余裕なヤツ、何を考えているかわからないヤツ…。好き勝手に暴れて、どなって、泣き叫ぶなど、彼らの暴走はどんどん加速。闇堕ちした目つきで「いいかげんにしろよ」と吐き捨てる佐々木の“締め”の顔まで、思わず引き込まれてしまう痛快(?)で悲惨(?)な映像となっている。

 さらに、各界著名人からのコメントも到着。磯村勇斗は「闇堕ちの北村匠海が観たかった。光さえも呑み込むような乾き切った眼差しは彼にしか表現できないと感じました」、山田裕貴は「この作品に生きる人物たちの気持ちに 必死に寄り添った」、映画監督の藤井道人は「運命に翻弄される人々の感情に、呼吸するのも忘れた」とコメント。このほかにも、千原ジュニア、山下敦弘、松本花奈、清野とおる、首藤凛からも届いている。

 また今回、豪華ゲストが登壇する公開記念舞台あいさつ付き上映会の開催も決定。3月22日に開催される同イベントには、北村匠海、河合優実、窪田正孝、城定秀夫監督が参加予定となっている。

 映画『悪い夏』は、3月20日より全国公開。

※著名人のコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■磯村勇斗(俳優)

闇堕ちの北村匠海が観たかった。光さえも呑み込むような乾き切った眼差しは彼にしか表現できないと感じました。ある日を境に、超新星のように社会に対し放出する彼のエネルギーは圧巻。いや、登場人物全員が最高でした。彼らを近くで見たら悲劇だが、遠くから見ると喜劇である様。僕はもう一度、あの地獄の嵐を見たいです。これは、悪夢なのか快楽なのか。

■首藤凛(映画監督/脚本家)

マンホールに落ち一瞬で干上がった汗のように、ちょっとした善意も優しさも巨大な我欲の前に跡形もなく消えていく夏。彼らがこれでもかというほど晒してくれる愚かしさに、なぜか人間がちょっとだけ好きになる。突き放して突き放して愛してくれる城定監督の映画!

■清野とおる(漫画家)

冒頭からさまざまな感情が湧き上がり、揺さぶられ、 掻き乱され、最終的に「ピギャーーーーーッ!!!」と叫んでしまいました。「見応え」なんていう言葉では足りません。

■千原ジュニア(芸人)

凄い。素晴らしい、この映画に出てる俳優全員隅々まで漏れなく素晴らしい。スクリーンに奇跡の連続が映っている。

■藤井道人(映画監督)

幸せになってほしい、優しくなってほしい、これ以上傷つかないでほしい。運命に翻弄される人々の感情に、呼吸するのも忘れた。決して対岸の火事ではなく、私たち自身の『今』と向き合う映画だ。

■松本花奈(映画監督)

灼熱の体育館に閉じ込められたかのような、蒸し暑くて、息苦しい115分。年齢が上がるにつれて大抵のことでは動じなくなってきていたのですが、この映画を観て久々に心臓がバクバク、ザワザワしました。いつぶりだろう、この感覚……!圧巻のクライマックスシーンは、何度だって観たいです。めちゃくちゃ「生きてやる」って感じる映画です。

■山下敦弘(映画監督)

本当にサイテーで、クズで、ろくでもない奴しか出て来ない映画なんだけど、最後はほんの少しだけ救われたような気持ちになりました。キャストたちのアンサンブルがとにかく見事で、それを束ねた城定監督はいつものことだけど、本当に素晴らしかった!魅力的なキャストに彩られた“煮詰まった夏”を是非スクリーンで観てください!!

■山田裕貴(俳優)
僕はおかしくなってしまったか?しっかり感情移入していた。人間とはなぜ、社会とはなんだと、この作品に生きる人物たちの気持ちに必死に寄り添った。苦しい、こんなの苦しいんだ。ただ、終盤に差し掛かかるシーンから、なぜか可笑しい、追い込まれた人間たちの究極の選択と行動に笑ってしまっていた。人間とはこんなにも滑稽で哀れなものかと。僕は変わっていない、きっとこの悪い夏に心乱されたんだ。僕は生きている、それだけできっと幸せなんだ。
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