
【写真】今田美桜&北村匠海、朝ドラ『あんぱん』で6度目の共演 互いの魅力を明かす
本作は、『アンパンマン』を生み出したマンガ家、絵本作家のやなせたかしさん(1919‐2013)と、小松暢さん(1918‐1993)夫婦をモデルにした物語。生きる意味も失っていた苦悩の日々と、それでも夢を忘れなかった2人の人生。何者でもなかった2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現したアンパンマンにたどり着くまでを描く。脚本は中園ミホによるオリジナル作品だ。
妻夫木が演じるのは、戦時中、柳井嵩(北村匠海)が所属することになる小倉連隊の上等兵・八木信之介。軍隊になじめない嵩を気にかけ、折にふれ助け舟を出す。戦後、嵩と思わぬ再会を果たし、朝田のぶ(今田)と嵩の人生に大きな影響を与えるようになる。
妻夫木は「朝ドラに出演することはすべての役者にとっての目標だと思っております。念願叶ってようやく出演できることに、喜びを感じております。そして、その作品がこの『あんぱん』ということがまたとても幸せなことです。初めて台本を読んだとき、胸がキューッとなりました。温かくて、時には厳しくて、大きな愛で包んでくれるこの作品は、きっと見てくれた方々の心にぽっと明かりを灯してくれると確信しています」とコメント。
「私が演じる八木信之介は、一見厳しくも見えますが、冷静に繊細に物事を見つめ、本質を見抜く人。邪念なく嵩をみつめ、嵩のもつ清らかな心を大事に支えていけたらいいなぁと思っています」と役について話す。
|
|
さらに、北村演じる柳井嵩のモデルとなったやなせたかしさんについて「やはりアンパンマンの印象がとても強いです。子どもたちと共に、アンパンマンミュージアムには何度も足を運ばせていただいています。何のために生きるのか、人間にとって最大のテーマです。それを優しく強く心に投げかけてくれるのがアンパンマンだと思っています」とコメント。
「個人的には、正義と悪の心を持ってしまったロールパンナちゃんが好きです。自分の運命に翻弄されつつも、正しく生きようとするその姿は、まさに人間そのもの。ロールパンナちゃんのように強くありたいといつも思わされます」とも話している。
舞台となる高知県については「初めて仕事で高知に行ったときに食べたカツオの藁焼きがとてもおいしくて、改めて旅行しに行ったいい思い出があります。それ以来、よくカツオの藁焼きを取り寄せては家で楽しませてもらっています」と述べた。
妻夫木の出演について制作統括・倉崎憲チーフ・プロデューサーは「長年の念願が叶いました。まだ新人の時、初めて演出したラジオドラマに主演で妻夫木さんにご出演していただいて以降、いつか次は連ドラでご一緒できる日を夢見ていました。一昨年の秋、ロサンゼルスで久々の再会を果たし、その場でご本人に『あんぱん』に出ていただきたいとありったけの思いをお伝えしました」と明かす。
|
|
連続テレビ小説『あんぱん』は、NHK総合ほかにて3月31日より毎週月曜〜土曜8時ほか放送。