2025年のSTANLEY CIVIC TYPE R-GTのカラーリング 3月11日、スーパーGT GT500クラスに参戦するSTANLEY TEAM KUNIMITSUが2025年のカラーリングと新体制を発表した。2025年はホワイトからブラックへのグラデーションがベースカラーとなるカラーに一新。さらにメンテナンス体制が変更され、ホンダ・レーシング(HRC)が直接担当する驚きの体制となった。
STANLEY TEAM KUNIMITSUは、すでに2024年12月11日にホンダ/HRCから発表されたとおり、山本尚貴と牧野任祐のコンビを継続。ブリヂストンを履くSTANLEY CIVIC TYPE R-GTを走らせる体制は変わらない。ただ、車両のメンテナンスを行う体制が驚きの体制となった。
2024年まではATJがメンテナンスを担当していたが、2025年からSTANLEY TEAM KUNIMITSUのメンテナンスを担うことになったのはHRC。すでに1月のセパンテストでも100号車をHRCのスタッフが走らせていたほか、2月の岡山や富士のメーカーテストでも山本と牧野がホンダ開発車の99号車を走らせるなど、その新体制の雰囲気は感じさせていた。GT500クラスでは、車両開発を担う会社がメンテナンスを行うのはNISMOやNDDP NISMOが挙げられるが、同様の“ワークス”に近い体制と言えるかもしれない。
そんな2025年のSTANLEY CIVIC TYPE R-GTだが、これまではシルバーとブラック、オレンジがベースだったが、2025年のカラーリングはホワイトからブラックへのグラデーションがベースカラーとなるカラーに一新された。メインスポンサーのスタンレー電気、エクソンモービル・ジャパンのロゴのレイアウトをシビック・タイプRのレイアウトに合わせて変更したほか、2025年から協賛するアサヒビール、ADEKAのロゴも車両に加えられた。このカラーリングは3月15日から岡山国際サーキットで行われる公式テストでお披露目予定とのことで、今季は“オフ専用カラー”は登場しないことになりそうだ。
「今年はスタンレー電気さまが私どもをフルカラーで応援していただいて30周年の記念の年となります。ですからインパクトのあるカタチにしたいと思い、お願いしてこのカラーリングをさせていただきました」というのは、STANLEY TEAM KUNIMITSUの小島一浩監督。
「また、この度は株式会社ホンダ・レーシングさまにご協力をいただき、新たなチーム体制でレースに臨むことができました。昨年同様、一戦一戦をきっちりと戦っていきます。STANLEY TEAM KUNIMITSUの応援を引き続きよろしくお願いいたします」 もちろん目指すは5年ぶりのチャンピオン。強力な体制で臨むSTANLEY TEAM KUNIMITSUは、王座争いの有力候補だろう。
[オートスポーツweb 2025年03月11日]
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