「上毛かるた」の全てを学べる無料オンライン講座 競技ルールから歴史、制作背景までを徹底解説

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2025年03月12日 14:20  OVO [オーヴォ]

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OVO [オーヴォ]

「上毛かるた」の全てを学べる無料オンライン講座 競技ルールから歴史、制作背景までを徹底解説

 群馬県の「上毛かるた」の普及・地方創生に取り組む一般社団法人KING OF JMK(横浜市)がこのほど、上毛かるたの全てを無料で学べるオンライン講座「群馬県民はまだ上毛かるたを知らない」を、大手オンライン学習プラットフォーム「Udemy」で開設した。

 上毛かるたの競技ルールや試合の進行、また1947年に制作された理由や当時の時代背景、初版発行に向けてのGHQの検閲に関することなど約20の動画(合計約1時間半)にまとめている。受講料は無料(Udemyのアカウント作成が必要)。

 KING OF JMKは、「そもそも誰がいつ、どんな理由で上毛かるたを制作したのか?」「それぞれの札にどんな意味が込められているのか?」などの文化的、歴史的な背景を理解することが、文化としての上毛かるたが根付くことにつながると指摘。この講座では、上毛かるたの競技ルールをはじめ、上毛かるたの生みの親である、群馬県出身で元 二松學舍大学 学長の浦野匡彦氏の制作意図やGHQのかるたの検閲に関する出来事などを分かりやすく解説。幅広い世代に、群馬固有の文化である上毛かるたの知識を深めてほしいとしている。

 KING OF JMKは、群馬の魅力発信と上毛かるたの生涯娯楽化を目的に、2013年から「KING OF JMK〜おとな達の上毛かるた日本一決定戦〜」を開催。コロナ禍を経て2023年に復活し、今年は10月11日に富岡製糸場 西置繭所で第10回の開催を予定している。

 群馬県では山本一太知事が1月末の定例記者会見で、県民対象のアンケート結果で上毛かるたの読み札を半分以上暗唱できると答えた県民の割合が約半数にとどまったことに言及した。上毛かるた普及に向けた新プロジェクトを実施すると発表し、同県の令和7年度当初予算案には、「やるぞ!バズるぞ!上毛かるたプロジェクト」として758万円が計上されている。

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