デンマーク・スペイン・日本の交流フェス開催　万博に向け食と文化が大阪・はちけんやに集結

　大阪・関西万博に出展するスペインとデンマークの魅力を一堂に体感できる「デンマーク＆スペインEXPOフェスティバル」が3月22日（土）、大阪・天満橋の「川の駅はちけんや」で開催される。

　天満橋と天神橋間の大川左岸に整備された水辺の観光・交流拠点「川の駅はちけんや」のある八軒家浜は、かつて水運の要衝として栄え、全国の街道の起点だった場所。熊野三山と京都・伊勢・高野山などを結ぶ参詣道の熊野古道は、スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂を目指す巡礼路と姉妹道として提携しており、実はスペインとつながりがある。

　当日は、デンマーク大使とスペイン大使、両国名誉領事の鳥井信吾氏が登壇。デンマークを含む北欧5カ国が共同出展する「北欧館」と「スペインパビリオン」の紹介を行い、万博公式キャラクター「ミャクミャク」とともに万博の魅力を発信する。各国の文化を楽しめるコンテンツも盛りだくさんだ。ステージでは、北欧音楽の演奏やスペインのフラメンコが披露され、志摩スペイン村のキャラクター「ダル」＆「チョッキー」のグリーティングを実施。大川に接岸した能船では、山本能楽堂による能・狂言が上演され、伝統芸能の迫力を間近で感じられる。屋内では、デンマーク語で「自分らしくいられる、居心地の良い時間」を意味する「ヒュッゲ」な時間を楽しめるキャンドル作りのワークショップを開催予定だ。

▽両国のおいしい料理、スイーツ、お酒、雑貨が勢ぞろい

　デンマークからは、地元のビールや国民的ファストフードのホットドック、デンマーク発祥のデニッシュパン、日常食のライ麦パンやクラッカー状パンであるクリスプブレッド、家庭料理のソーセージ入り根菜のトマトスープ、北欧ミートボールのクリーム煮込みのほか、スポンジ生地にキャラメルココナッツをトッピングしたドリームケーキなど伝統スイーツを味わえる。

　スペインからは、ビールやワイン、スペイン発祥のワインカクテル「サングリア」が登場。郷土料理のパエリアでは、山の幸を用いたバレンシアパエリアと海鮮パエリアの2種類を販売。世界三大生ハムの一つであるハモンセラーノ、アンダルシア地方発祥の前菜・タパス3種盛り、バスク地方生まれのバスクチーズケーキ、スペイン発祥の揚げ菓子チュロスなど、スペインの味覚を堪能できる。

　この機会に、デンマークとスペインの多彩な食と文化を味わってみてはいかが。

　開催時間は10時から17時まで。雨天決行（荒天中止）。フードとワークショップは有料。

もっと大きな画像が見たい・画像が表示されない場合はこちら