なんとなく、難しいイメージがある“美術鑑賞”。「アートに詳しくないと楽しめないのでは…?」と思っている人こそ、まずは美術館へ足を運んでみるのがおすすめです。
特に初心者さんにぴったりなのが、東京・上野の国立西洋美術館で開催中の「西洋絵画、どこから見るか?−ルネサンスから印象派まで サンディエゴ美術館 VS 国立西洋美術館」。
どのように見たら作品を楽しめるのか、鑑賞のヒントが記されているから、アートに詳しくない人でも気軽に楽しめるんです!
上野・国立西洋美術館で「西洋絵画、どこから見るか?」が開催中上野の国立西洋美術館にて、2025年3月11日(火)〜6月8日(日)の期間で開催されている「西洋絵画、どこから見るか?−ルネサンスから印象派まで サンディエゴ美術館 VS 国立西洋美術館」。
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本展はサンディエゴ美術館と国立西洋美術館の所蔵品88点を組み合わせ、作品をどのように見ると楽しめるかという観点から、鑑賞のヒントを提案しています。
展示風景
88点のうち、49点は日本初公開。ルネサンスから19世紀末までの、貴重な作品がそろっていますよ。
展示風景
歴史や作品の背景、技術などを学ぶことも大切ですが、今回キーワードとなっているのは「どこみる」という視点。
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似たモチーフを描いているけれど、それぞれどんな個性があるんだろう?どちらも描かれているのは女性だけれど、表情やポーズはどのように違うんだろう?
そんなふうに、“ここから見るとおもしろい”といった視点が紹介されているから、初心者でもアート鑑賞を楽しめるはずです。
対比のように並んでいる作品に注目
展示風景
展覧会は『ルネサンス』『バロック』『18世紀』『19世紀』といった、4つの章に分かれています。
風景画や静物画など、似たモチーフの作品が並べられているので、時代や当時の風景、人物像などの視点から鑑賞してみましょう。
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展示風景
あまり知識がないという人でも大丈夫。
華やかな花と聖母子、聖家族が描かれた2作品を見比べて、どこが似ていてどこが異なるのか、自分なりに考えてみることで作品を深掘りすることができますよ。
展示風景
作品の近くには、鑑賞のヒントが記されていることも。「花と人物像、それぞれの得意分野でコラボ」とあるように、本作品は2人の画家による共同作品であることがわかります。
どのようにして作品が作られていったのか、そんなシーンまで想像してみても楽しそう。
展示風景
2つの作品を描いた画家は、どちらも同年代に活躍した女性。どちらもきれいに着飾った女性が描かれていますが、表情やファッションなどにはそれぞれ違いが見られます。
作品の中の女性はどんな人物なのか、想像しながら鑑賞してみることで、一歩踏み込んだ理解へと繋がるかもしれません。
かわいすぎるグッズがずらり!ラインナップにも注目作品鑑賞を終えたあとは、グッズ売り場に立ち寄りましょう。今回展示されている作品をモチーフとした、かわいいグッズが数多く展開されています。
スペインの画家・スルバランによる《神の仔羊》は、かわいい巾着(税込2100円)やぬいぐるみ(税込2400円)となって展開中。
光の輪まで忠実に再現されており、ゆるい表情にも癒されちゃいます…。
読書好きさんには、クリアブックマーク(税込390円)がおすすめ。展覧会の中で印象的な作品が、美しいしおりとなって登場しています。
おしゃれな靴下(税込2640円)は、自分用にはもちろんギフトにもぴったり。
サブバッグとして大活躍しそうなマルシェトートバッグ(税込1200円)や…
お部屋に飾っておきたくなるほどかわいい、カファレル缶チョコレート(税込1512円)なども要チェックです。
ご紹介したほかにもたくさんのグッズが展開されているため、きっと気になるアイテムが見つかるはず。
おうちにもアートを取り入れれば、より芸術が身近に感じられそうですよ。
「西洋絵画、どこから見るか?」概要
展示風景
西洋絵画、どこから見るか?−ルネサンスから印象派まで サンディエゴ美術館 VS 国立西洋美術館 場所:国立西洋美術館(東京都台東区上野公園7-7) 会期:2025年3月11日(火)〜6月8日(日) 開館時間:9:30〜17:30(毎週金・土曜日は20:00まで)※入館は閉館の30分前まで 休館日:月曜日、5月7日(水)※ただし3月24日(月)、5月5日(月・祝)、5月6日(火・休)は開館 公式サイト:https://art.nikkei.com/dokomiru/