選択的夫婦別姓導入に反対する集会で発言する自民党の新藤義孝政調会長代行=12日午後、国会内 選択的夫婦別姓制度導入に反対し、旧姓の通称使用の法制化を訴える集会が12日、衆院議員会館で開かれた。自民党の新藤義孝政調会長代行は夫婦同姓について「わが国が伝統的に大事にしてきた家族や家庭の絆、その一体感を象徴する原則だ」と指摘。「旧姓と夫婦・家族の姓の両方を使えるようにすれば、不便は解消できる」と訴えた。
集会には自民、日本維新の会、参政党、日本保守党などの国会議員約40人(主催者発表)が出席。維新の藤田文武前幹事長は「家族制度を争いの種にしては絶対にならない」と述べ、夫婦別姓導入を求めて自民党に攻勢を掛けようとしている立憲民主党などとは一線を画す考えを示した。