ミューラーがJDCミラーの3人目に。セブリングで“お気に入り”の黄色いポルシェに合流

ニコ・ミューラーが合流するJDCミラー・モータースポーツの85号車ポルシェ963　2025年IMSAセブリングテスト

　ポルシェのワークスドライバーであるニコ・ミューラーが、今週末アメリカ・フロリダ州で開催される『セブリング12時間レース』にJDCミラーモータースポーツから参戦することがわかった。
　ミューラーは、同チームのフルシーズンドライバー、ジャンマリア・ブルーニとティメン・ファン・デル・ヘルムとともに、プライベーターチームの85号車ポルシェ963をドライブする予定だ。

■ふたりめのフォーミュラEドライバー

　ドイツメーカーの電動パワートレインを搭載する『ポルシェ99Xエレクトリック』を走らせるアンドレッティ・フォーミュラEに所属し、ABB FIAフォーミュラE世界選手権に参戦しているミューラーは、1月のデイトナ24時間でIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権デビューを果たしたパスカル・ウェーレインに続き、ミネソタを拠点とするプライベートチームでレースに出場するふたりめのファクトリーフォーミュラEドライバーとなる。
　WEC世界耐久選手権のハイパーカークラスで活躍した元プジョードライバーは、ウェーレインとともに、ル・マン24時間レースでポルシェ・ペンスキー・モータースポーツが走らせる3台目のポルシェ963のラスト1席を争うことになると考えられている。
「ポルシェ963で最初のラップを走り、権威あるセブリング12時間レースに初めて出場するのが待ちきれない」とミューラーは語った。
「IMSAに戻ってくることができて嬉しいよ」
「セブリングは以前、WECのレースが“スーパーセブリング”の週末の一部だったときに走ったことがある。僕は12時間レースが行われている間、IMSAのアクションを追うのが大好きだった」
「このレースはIMSAカレンダーの中でもっとも過酷なレースのひとつとして知られている。だが、JDCミラー・モータースポーツとジミ（ブルーニの愛称）、そしてティメン（・ファン・デル・ヘルム）はセブリングでの963の豊富な経験をもたらしてくれると確信している」
「この強固な基盤があれば、僕の963の学習プロセスは加速するだろう。それに、もうひとつ良い兆しがある。黄色は僕のお気に入りのレーシングカラーのひとつなんだ」
　チームのボスであるジョン・チャーチは次のように付け加えた。「ティメンとジミというすでに強力なドライバーラインアップにニコ（・ミューラー）が加わることで、デイトナでの非常に好調な走りから得た自信をさらに高めることができる」
「これを実現するために尽力してくれたポルシェの友人たちに感謝している」

[オートスポーツweb 2025年03月12日]

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