大学構内に謎のものを発見したというツイートがX(Twitter)に投稿されました。この投稿は、記事執筆時点で43万件表示されるほど話題になっています。
●大学の中庭で発見した前方後方墳
投稿者は、滋賀県立大学で考古学を専門に教員をしている金宇大さん。雪が積もった日に大学に来たところ、構内の中庭で、何者かによって雪で作られた2段築成の前方後方墳を発見したそうです。
雪といえば雪だるまなどがありがちですが、まさかの古墳とは。いったい誰が……。
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また、古墳の隣には小さな五輪塔が2つ添えるように作られています。これまた渋い雪の作品。
ちなみに、日本には、土が盛られた墳丘部分だけで100メートルを超える前方後方墳が複数あります。この巨大さを加味してか、金宇大さんは、前方後方墳の全長を60メートルと仮定。比率的に、その横の五輪塔が現実離れした巨大なサイズだと思ったのか、「これはいけません、愛が全面に出過ぎています」と、思わずツッコミを入れていました。
●滋賀県大1号前方後方墳のその後
後日、金宇大さんは、「その後、滋賀県大1号前方後方墳は、後世の大規模な削平に遭ったとみられ墳丘の大部分を失い、傍にあった五輪塔は何者かに持ち去られてしまったのか消失してしまいました。」と、ツイート。
おそらく雪が解けて消失したようですが、「現代に残っている遺跡がいかに幸運に恵まれた結果そこにあるのか、未来へと守り伝えていくべきか、ということを強く感じます……」と加え、一連の出来事を締めています。
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この投稿には、「なぜ前方後方墳!? マニアック」「前方後円でなくて前方後方と言うところに滋賀県立大学の【凄み】を感じてなりません!!」「堀もあるし造形が本格的すぎるw」「周溝もついてる二段築成の前方後方墳、気になります。」といった声が寄せられました。
画像提供:金宇大さん
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