今季4点目は鮮烈ミドル！…勝利に貢献の田中碧、現地メディアから高評価「ポゼッション時の守護者」

　リーズに所属する日本代表MF田中碧が今シーズンの公式戦4ゴール目を記録した。

　チャンピオンシップ（イングランド2部リーグ）第37節が現地時間12日に行われ、リーズは本拠地『エランド・ロード』にミルウォールを迎えた。開始早々の3分、ボックス内左に侵入したマノル・ソロモンの折り返しがオウンゴールを誘発しホームチームが先制に成功。このまま1点リードで時計の針が進むと、14試合連続でスタメンに名を連ねた田中が最終盤に大仕事をやってのける。

　85分、ソロモンのスルーパスを受けたジュニオル・フィルポがボックス内左の深い位置へ侵入し、鋭い切り返しからマイナス方向へ折り返す。このボールに反応したのは後方から走り込んできた田中。ダイレクトで右足を振り抜くと、狙い澄ました一撃がゴール左上隅に突き刺さり、貴重な追加点をもたらした。試合は2−0で終了し、3試合ぶりの白星を手にしたリーズが首位の座をしっかりとキープしている。

　フル出場した試合で公式戦4ゴール目を記録し、チームの勝利に大きく貢献した田中。試合後、現地メディア『リーズ・ライブ』は10点満点中「8点」を付けつつ「落ち着きながらボールを効率的に扱い、ポゼッション時の守護者となった。ボールを上手く循環させ、ゴールに相応しい活躍だった」とそのパフォーマンスに賛辞を送っている。

　また、『ヨークシャー・イブニング・ポスト』はチーム内最高評価となる「8点」を付け、寸評では「前半は冷静さを欠く場面もあったが、後半は本領を発揮。より危険なプレーを見せ、素晴らしいシュートを決めた」と綴っている。

　なお、次節は現地時間15日に行われ、リーズは敵地で斉藤光毅が所属するクイーンズ・パーク・レンジャーズと対戦する。


【ハイライト動画】田中碧が鮮烈ミドル！ 2発完勝のリーズが首位キープ