「第41回 日産 童話と絵本のグランプリ」、絵本大賞は河原久美子さん『うらがわ』に決定

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2025年03月13日 11:11  マイナビニュース

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日産自動車は3月7日、一般財団法人 大阪国際児童文学振興財団が主催し、同社が社会貢献活動の一環として協賛している「第41回 日産 童話と絵本のグランプリ」の童話と絵本各部門の入賞作品38編を発表した。


「第41回 日産 童話と絵本のグランプリ」では2024年7月から10月までの期間で作品を募集。全国のアマチュア作家たちから創作童話1,493編と絵本321編の合計1,814編の応募があった。



選考の結果、「童話の部」の大賞は紫野(しの)さん(兵庫県在住)の作品『春風の魔法使い』が、「絵本の部」の大賞は河原 久美子さん(埼玉県在住)の作品『うらがわ』が受賞した。大賞受賞作品は2025年12月にBL出版より出版される。



これら大賞のほか、「童話の部」では優秀賞3編と佳作20編が、「絵本の部」では優秀賞3編と佳作10編が選ばれた。



日産は第1回のグランプリから累計で29万冊以上の出版作品を国内外の図書館や学校などに寄贈してきた。今回も日本国内の約3,400の公立図書館や同社の事業所周辺の約900の幼稚園・保育園に寄贈するとともに、海外事業拠点周辺の日本人学校・日本語補習校にも寄贈する予定だ。



さらに、大賞および優秀賞を受賞した作品計8編と入賞者を紹介した「第41回 日産 童話と絵本のグランプリ童話・絵本入賞作品集」を制作し、日産 グローバル本社ギャラリーなどで無償配布する。



また、3月8日の表彰式では、童話の審査員の一人である吉橋通夫先生による講演「物語を書くコツ」を開催した。この講演の模様は一般財団法人 大阪国際児童文学振興財団のYouTube公式チャンネルで後日公開予定となっている。

今回の発表に際し日産は以下の通りコメントしている。


「日産は、サステナビリティを事業の中核に据え、よりクリーンで安全、インクルーシブな世界を目指しています。そのための重要な取り組みのひとつが地域社会への貢献であり、さまざまな国や地域で子どもたちを対象とした教育機会の提供などに力を入れています。日産は本活動を通じて、新しい才能を支援し、次代を担う子どもたちに魅力あふれる童話や絵本を届けていきたいと考えています」


○■「童話の部」大賞



『春風の魔法使い』は、主人公と中国からの転入生との漢詩を通した交流を題材とした作品。言葉や国の壁を越えて心を通わせようとするふたりのたどたどしいやりとりが、春の情景とともに温かく描写されている。

○■「絵本の部」大賞



『うらがわ』は、主人公が安心できる居場所を「うらがわ」として表現した物語。美しい色使いと人物の描写が秀逸であり、特に主人公の心情が丁寧に描かれている点が高く評価された。

○入賞作品一覧(エボル)

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