約40台が出走。ビッグローブ主催、リアルとバーチャルのダブルレーサー体験会は盛況に終わる

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2025年03月13日 11:50  AUTOSPORT web

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深田一希がステアリングを握るニッサン・シルビア(S15)
 富士スピードウェイのショートサーキットにて3月10日、ビッグローブが主催するリアルとバーチャルのレース体験を同時にできるイベント『リアルとバーチャルのダブルレーサー体験会 powered by BIGLOBE』が開催された。約40台の一般参加車両が参加した走行会やレーシングシミュレーター体験会に加え、プロドライバーによるデモランや同乗体験、トークショーなどが実施された。
 大手インターネットサービスプロバイダのビッグローブは、さまざまな分野でインターネットの価値を提案する活動を展開している。なかでもモータースポーツにおけるドライビングシミュレーターの活用は、リアルとバーチャルの融合進んでいる分野ということで、ビッグローブ光のような高速インターネットが必須という点でも親和性が高く、同社が力を入れている領域だ。
 そんななか、最新鋭のドライビングシミュレーターで“バーチャル”のサーキット体験と、参加者自身の車両、もしくはプロドライバーがステアリングを握るラリーカーやドリフトマシンに同乗し“リアル”のサーキット体験ができるイベントとして『リアルとバーチャルのダブルレーサー体験会 powered by BIGLOBE』が初めて開催された。
 会場となった富士スピードウェイのショートサーキットには一般参加車両が40台、同乗走行やデモラン用に登場したドリフトマシンやラリーカー、そして純レーシングカーが計10台ほどが登場し、パドックを埋め尽くした。
 そして日本のレーシングシミュレータービルダーであるゼンカイレーシングが開発した2台のシミュレーターが設置された。シミュレーターには、会場となった富士スピードウェイのショートサーキットのデータが盛り込まれており、実車での走行とバーチャルでの走行を、身をもって比較する体験ができた。
 さらに、ビッグローブがサポートするラリードライバーの長尾綱也、プロドリフトドライバーの深田一希に加え、WRC世界ラリー選手権フォーラムエイト・ラリージャパン2024でビッグローブのロゴを掲載して参戦したラリードライバーの村田康介とコ・ドライバーの梅本まどか、モータージャーナリストの橋本洋平氏、そしてKYOJO CUPなどに参戦した及川紗利亜が登壇するトークショーも行われた。
 トークショーでは『モータースポーツにおけるシミュレータの活用』というテーマから、普段のトレーニングにシミュレーターを活用しているプロドライバー陣から自身の実体験とともにその導入メリットが語られた。なお、このトークショーの際には当日別件で富士スピードウェイを訪れていた、ビッグローブのサポートドライバーである山中真生もサプライズ登場している。
 また、当日参加した車両の中から、トークショーに登壇した6名のゲスト陣が選ぶカッコイイクルマのサプライズ発表も行われ、それぞれの車両オーナーへの授賞式も行われるなど、リアルとバーチャルのダブルレーサー体験会は初開催ながらバラエティに富んだイベントとなった。
 イベント終了後、ビッグローブ株式会社 渉外広報部の伊藤悟氏は「一般参加車両、デモラン車両を含めると50台ほどが走行し、ギャラリーも含めると100名近い方にお越しいただきました」とコメント。
「イベントを終えて、参加された皆さまからは『楽しかった』、『今のシミュレーターはすごいね』、『同乗走行はすごい迫力だった』といった嬉しい感想もいただいており、第一の目的は達成できたと感じています。次回の開催に関してはまだ未定ですが、今後さらにリアルとバーチャルの融合は進んでいくと考えております。時代の変化とともにアップデートされた内容で、このようなイベントをまた開催することができればと考えております」
 今回のイベントで初めて同乗体験をした、シミュレーターに初めて搭乗したという参加者も少なくはなかった。昨今急速に進化が進むと言われるレーシングシミュレーターの、その進化ぶりを身をもって体験することができるイベントとなったに違いない。

[オートスポーツweb 2025年03月13日]

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