オリバー・ラスムッセン(ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL)/2025スーパーフォーミュラ第1戦&第2戦鈴鹿 TEAM IMPULは3月13日、ソーシャルメディアで、オリバー・ラスムッセンが外科手術を受けたことを報告した。手術は成功。経過は良好だという。
■神経障害も認められず
WEC世界耐久選手権などで活躍した後、今季2025年は日本でのレース活動を中心にシーズンを過ごす予定のラスムッセン。デンマーク出身の24歳は、ともに国内最高峰シリーズとして知られる全日本スーパーフォーミュラ選手権とスーパーGTのGT300クラスにエントリーしており、前者ではITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPULに所属している。
そんなラスムッセンだったが、3月7〜9日に三重県の鈴鹿サーキットで行われたスーパーフォーミュラ(SF)第1戦&第2戦の初日フリー走行1回目に出走した際、セッション終盤にデグナーで姿勢を乱し、ハイスピードのままタイヤバリアにフロントから突っ込んでしまった。
事故後、自力でマシンから降りたラスムッセンは体を痛めた様子を見せていたため、チームとTOYOTA GAZOO Racingは大事をとり、SFルーキーである彼の鈴鹿大会欠場を決断。以降の週末は野中誠太がラスムッセンの代役としてITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPULの19号車をドライブしている。
13日午後に発表されたIMPULの声明によると、ラスムッセンはクラッシュよって胸椎を骨折する怪我を負っていたという。その後、11日月曜に手術が行われ、現在はリハビリの開始時期を見定めている状況のようだ。この件はSFの次戦モビリティリゾートもてぎ大会や、GT300クラスでラスムッセンを起用しているaprの岡山公式テストなど今後のプログラムに影響を与える可能性がある。
TEAM IMPULがX(旧Twitter/@IMPUL)を通じて発信した内容は以下のとおりだ。
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【オリバー・ラスムッセン選手についての御報告】
モータースポーツ外傷治療の経験が豊富な医師により、3月11日に手術が行われ、無事成功しました。傷病名は胸椎骨折で、神経障害は確認されておりません。
術後の経過も良好で、早期にリハビリを開始できる見込みです。
オリバー選手の1日も早い復帰を願っています。
今後の状況については、改めて御報告させていただきます。
https://twitter.com/IMPUL_official/status/1900083528261656595
https://twitter.com/jsports_motor/status/1897848052628562054
[オートスポーツweb 2025年03月13日]