
【写真】夏木マリ、40年超の友人、大物芸人と2ショット
井上荒野の同名小説をドラマ化する本作は、女性の連帯“シスターフッドドラマ”。70代の2人が自由を手に入れ、新しい人生に踏み出し、若い世代に希望をつないでいく様を、爽快に、時にコミカルに、歌と笑いと涙いっぱいに届ける。
脚本・ディレクターには、ギャラクシー賞など話題になった記憶も新しいNHK『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』を手掛けた映画監督の大九明子が担当。同メインスタッフが再結集した。
「助けて」―主婦・照子(風吹)の元に、親友のシャンソン歌手・瑠衣(夏木)から電話があった。その言葉は、照子自身の声でもあった。自分を使用人の様に扱い続けるモラハラ夫に限界だった照子は、長年住んでいたアパートを追い出され、途方に暮れていた瑠衣を助手席に乗せ、東京から逃避行を開始する。2人とも実は“ある秘密”を胸に潜めていたのだが…。
照子役の風吹は「井上荒野さんの原作『照子と瑠衣』、70歳女性二人が現状からの逃避行。長野の別荘地で始まる二人の共同生活はワクワクするストーリーの始まりです。大九明子監督率いるスタッフと撮影チームですから期待せずにはいられません。そして相棒の魅力的な瑠衣を演じるのは私より10日間だけお姉さんの夏木マリさんです。なんと私たち、20代の頃に出会っていたのに今回が念願の初共演になります!」とコメント。
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そして「私が演じる照子は、昭和平成令和をお手本のように生きてきた逃げ場の無い主婦! 時間をかけて干からびそうになった日常生活の蓑を脱ぎ捨てる決意をします。高齢でも青春は存在する事を証明したい! 私にとって第二弾目になる魂萌え!です。ストレンジャーで夢や勇気、新しい発見が届く、誰もが共感を持てるドラマになりますようにと祈りながら…」と言葉を寄せた。
瑠衣役の夏木は「映画『テルマ&ルイーズ』を観て、こういう物語を演りたいと思った過去があります。あれから随分時間が経ちましたが、今『照子と瑠衣』として演じられることになり、おばちゃん達のロードムービーとしての参加を嬉しく思います。高齢者がヒロインの作品とが少ない中、世の中は高齢者多数の現在、たくさんの方々に観ていただけるよう、そして美しい作品になるべく演じていきたいと思います」と気合十分。
「今回のドラマのベースとなる井上荒野さんの原作も読ませていただき、老いの覚悟はありながら疾走感のあるいい物語だなと感じました。風吹ジュンさんとは同期ということもあり、キターという感じ、楽しい毎日です。今、友達を少なくしている私にとって、この作品で、久々に友人といられる幸せを楽しみたいと思います。二人の逃避行お付き合いください」とコメントした。
原作の井上荒野は「『照子と瑠衣』は、私の著作の個人的ジャンル“やりたい放題老女もの”の最高峰です。最高のキャストで、『まだまだこれから何だってできるわよ、あたしたち』な二人の活躍をお楽しみください」とメッセージを送った。
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