『フォーミュラE EVOセッション』に参加した11人の著名人 ABB FIAフォーミュラE世界選手権は、3月5日(水)〜6日(木)にマイアミ・インターナショナル・オートドロームにて、スポーツ、テクノロジー、エンターテイメント界から11人の著名人を起用して、世界最速の電気自動車レーシングカー『GEN3 EVO』をサーキットで走行体験する新たな取り組み『フォーミュラE EVOセッション』を開催した。
フォーミュラEは史上初の試みとして、モータースポーツの経験をほとんどもたない著名人らを招集し、現行のGEN3 EVOマシンをドライブさせるプログラムを敢行。ファンがインフルエンサーの視点に立ち、ドライバーになったかのような没入感でモータースポーツを楽しむことができる新たな体験の提供を試みた。
総フォロワー数3億人以上を誇る著名人たちは、レースを観戦する立場からドライバーへと変身し、フォーミュラEの参戦チームとともに究極のモータースポーツ体験を味わったようだ。
今回参加した著名人ドライバーのラインアップとチーム編成は、以下の通り。
・ブルックリン・ペルツ・ベッカム:英国の起業家 チーム:ジャガーTCSレーシング/担当コーチ:ミッチ・エバンス・セルヒオ・アグエロ:元プレミアリーグ、ラ・リーガおよびアルゼンチン代表のサッカー選手 チーム:タグホイヤーポルシェ・フォーミュラEチーム/担当コーチ:パスカル・ヴェアライン・エメリア・ハートフォード:米国の女優・記録破りのカービルダー チーム:マセラティMSGレーシング/担当コーチ:ストフェル・バンドーン・クレオ・エイブラム:米国のテックコンテンツクリエイター チーム:NEOMマクラーレン・フォーミュラEチーム/担当コーチ:サム・バード・イエス・セオリーのアマー・カンディル:カナダのYouTubeクリエイター チーム:アンドレッティ・フォーミュラE/担当コーチ:ジェイク・デニス・ヴィニー・ハッカー:米国のマルチクリエイター チーム:DSペンスキー/担当コーチ:マキシミリアン・ギュンター・トム・フェルトン:英国の俳優 チーム:エンヴィジョン・レーシング/担当コーチ:セバスチャン・ブエミ・スーパーカー・ブロンディー:オーストラリアの自動車系クリエイター、起業家 チーム:日産フォーミュラEチーム/担当コーチ:ノルマン・ナト・JUCA:人気自動車系コンテンツクリエイター、モータースポーツ愛好家 チーム:クプラ・キロ/担当コーチ:ダニエル・ティクトゥム・ドライバー61:英国のプロドライバー、クリエイター チーム:ローラ・ヤマハABT/担当コーチ:ゼイン・マローニ・セオ・ベイカー:英国のYouTuber チーム:マヒンドラ・レーシング/担当コーチ:ニック・デ・フリース※俳優ルシアン・ラヴィスカウントは当初参加予定だったが、映画出演が決定したため辞退
これらの参加者たちはサーキットデビュ―の前に、工場見学やプロのフォーミュラEドライバーの指導の下でシミュレーターセッションを経て準備を整えた。その後、カスタムレーススーツとヘルメットを提供され、本格的な走行を体験した。
すべての参加者は無事に周回をやり遂げ、フォーミュラEのレースの難しさや、世界トップレベルで競い合うために必要とされる献身性や走行技術、精神力、そして強さを、身をもって体感。その全行程はクリエイターたちのレンズを通して記録され、11名の著名人とフォーミュラEのSNSを通じて発信されている。
さらにこの模様は、2025年後半に長編ドキュメンタリーとしても公開される予定だという。
https://www.youtube.com/watch?v=aYQbEJslizw&list=PLiSlrzIEN5WKhSDF94pH1INmFFGwvnW9P&index=2
[オートスポーツweb 2025年03月14日]