チェルシー戦の“芸術弾”をチームメイトから祝福される三笘 [写真]=Getty Images プレミアリーグは14日、2月のゴール・オブ・ザ・マンス(月間最優秀ゴール賞)を発表。ブライトンに所属する日本代表MF三笘薫が第25節チェルシー戦で挙げた得点が、同賞に輝いた。
対象となったのは、2月14日に行われたプレミアリーグ第25節、ブライトンがチェルシーに3−0で勝利したゲームにおける先制点。スコアレスで迎えた27分、ブライトンはオランダ代表GKバルト・フェルブルッヘンからのロングフィードで攻撃へ転じると、このボールに反応したのは三笘。右足の絶妙なファーストタッチでボールをピタリと収めると、対峙したイングランド人DFトレヴォ・チャロバーを抜き去り、そのまま右足でゴールネットを揺らしていた。三笘のゴールで勢いに乗ったブライトンはその後、ガンビア代表FWヤンクバ・ミンテが2ゴールを奪い、3−0と快勝を記録していた。
プレミアリーグは今月6日、2月のゴール・オブ・ザ・マンスにノミネートされた8つのゴールを発表。リヴァプール所属のエジプト代表FWモハメド・サラーが第24節ボーンマス戦(○2−0)で挙げたゴールや、アーセナル所属のU−19イングランド代表MFイーサン・ヌワネリが第24節マンチェスター・シティ戦(○5−1)で突き刺した強烈なミドルシュートなどと並んで、三笘のゴールもこのリストに含まれていた。そして14日、ファン投票と専門家パネルによる投票を合わせた結果が明かされ、三笘のゴールが同賞に輝いた。
三笘のチェルシー戦でのゴールは各所で称賛を集めている。かつてリヴァプールで活躍し、現在は解説者として人気を博す元イングランド代表DFジェイミー・キャラガー氏は、「あのタッチは今シーズンのプレミアリーグで中々お目にかかれるようなものじゃない。まるで(リオネル・)メッシのようだね」とコメント。加えて、マンチェスター・ユナイテッドのOBで、同じく解説者として活躍する元イングランド代表DFギャリー・ネヴィル氏も「デニス・ベルカンプもレスター戦で同じことをした。素晴らしい選手だ。私が現役だったら、彼と対峙するのは嫌だね」と手放しで賛辞を送っていた。
また、ブライトンを率いるファビアン・ヒュルツェラー監督も、「私の監督キャリアを振り返ってみても、自分が指導する選手が、あれほどまでに素晴らしいゴールを決めたのは見たことがない。それほどまでに特別なゴールだ」と称えていた。
なお、このゴールはイギリスメディア『BBC』が発表する2月のゴール・オブ・ザ・マンスにも選ばれており、三笘は2月のゴール・オブ・ザ・マンスで“2冠”を達成した。
【動画】2月のゴール・オブ・ザ・マンスに輝いた三笘の“芸術弾”
A sublime touch followed up with a stunning finish 🤩
Everything about Kaoru Mitoma’s Guinness Goal of the Month strike is special 💫 pic.twitter.com/C8PPOQNdFf— Premier League (@premierleague) March 14, 2025