今週、PCパーツショップを回ると、GeForce 5070とRadeon RX 9070搭載グラフィックスカードを通常販売する光景がいくつか見られるようになっていた。これまで通りに新GPU搭載カード全般の販売を控えているショップも半数近くあるが、じわじわと変化が起きているのは確実だ。
●10万円台前半クラスならその場で買える可能性
TSUKUMO eX.は「需要と供給のバランスをみて、当店ではこのGeForce 5070とRadeon RX 9070のGPUは店頭販売することに決めました。それ以上のクラスは従来通りですね」という。
GeForce RTX 4060 Ti以上の上位モデルがほとんど払底していた2月末から3月上旬と比べると、状況が改善してきたといえるだろう。ただし、まだ安心するのは早い。
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先のTSUKUMO eX.は「通常の取り扱いをするようになったとはいえ、まだ潤沢とはいえない状況です」と念を押す。Web販売のみにとどめる別のショップも「他店さんの動きを見て慎重に行動したいと思います。ここでしくじると街全体に迷惑をかけますから」と警戒を解いていない。
●ZOTACとMSIから新しいRTX 5070カードが登場――店頭販売も
買いやすくなってきたGeForce RTX 5070搭載カードだが、今週は同GPUを採用した新製品も複数登場している。ZOTACの「GAMING GeForce RTX 5070 SOLID」と、MSIの「GeForce RTX 5070 12G VENTUS 2X OC WHITE」で、価格は順に10万9000円弱と12万2000円前後となる。
GAMING GeForce RTX 5070 SOLIDは3連ファンクーラーを備え、GeForce RTX 5070 12G VENTUS 2X OC WHITEは白を基調にしたデュアルファンクーラーを採用している。
2モデルの通常販売を実施しているオリオスペックは「まだまだ潤沢とはいえませんが、このクラスはRadeon RX 9070 XT/9070搭載カードが登場してから需要が分散していますし、買いやすくはなっていると思います」と話していた。
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