スーパーファミコンとSwitch 2の類似性とは?価格やローンチタイトルを振り返る

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2025年03月16日 09:20  日刊SPA!

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―[絶対夢中★ゲーム&アプリ週報]―
 4月2日の「ニンテンドーダイレクト」で、新ハード「Nintendo Switch 2」の詳細情報が明かされるとあって、巷ではその性能やローンチタイトルの噂でもちきりです。Nintendo Switchは発売から8年という長寿のハードだったため、久々の新ハードにはワクワクしますね。

 このワクワク感、振り返ると35年前にもありました。7年続いたファミコンから、1990年11月にバトンを受け継いだスーパーファミコン。どれだけ“スーパー”に進化したのか、胸を高鳴らせながら電源スイッチを入れたのを覚えています。

 というわけで今回は温故知新、Switch 2の発売前にスーパーファミコンをクイズ形式で振り返ってみたいと思います。アラフォー・アラフィフには超常識、でも当時生まれていなかった30歳以下で全問正解ならかなりのツワモノです。

◆Q1 スーパーファミコンのコントローラのAボタンはズバリ何色?

A1:ファミコンからスーパーファミコンへの大きな進化は、「A・B」ボタンに加えて「X・Y」ボタンが追加されたこと。さらに人差し指には「L・R」ボタンも割り当てられました。この「4ボタン+L・R」のインターフェイスは、35年経ったSwitch2にも基本的に受け継がれているのがすごいですね。

 配色は「A(赤)・B(黄)・X(青)・Y(緑)」。スーパーファミコンのテーマカラーにもなっているポップな色使いでした。ちなみに北米版のSuper NESはこの配色が採用されず、「A・B(ダークブルー)・X・Y(ライトブルー)」とクールな見た目になっています。コントローラのイメージはハードにとって重要です。

◆Q2 1990年に発売されたスーパーファミコンの価格はいくら?

A2:1990年は、世界的には冷戦の終結が決定的となった年。『ゴルビーのパイプライン大作戦』(1991年)でおなじみのソ連・ゴルバチョフ氏がノーベル平和賞を受賞しています。日本では新年から日経平均の下落が止まらず、いわゆる失われた30年の始まりの年となりました。

 そんな1990年11月21日に発売されたスーパーファミコンの希望小売価格は2万5000円。価格が1万4800円だったファミコンからは約1万円値上がりました。

 ちなみにNintendo Switchは2万9980円(税別)。Nintendo Switch 2は400ドル(約6万円)程度という噂もありますが、はたしていくらになるでしょうか。

◆Q3 スーパーファミコンのローンチタイトルは2本です。1本は『スーパーマリオワールド』、ではもう1本は?

A3:ハードと同時に発売されるローンチタイトルは、そのハードのマシン性能や新機能のデモンストレーションする役割も担っています。

 スーパーファミコンでその大役を果たしたのは『スーパーマリオワールド』と、新顔の『F-ZERO』でした。(コトブキシステムの『ボンバザル』はハードから10日後の発売)。

『F-ZERO』はその異次元のスピード感と浮遊感がプレイヤーに衝撃を与え、当時のゲーム雑誌でも高評価を得たSFカーレースゲーム。スーパーファミコンの性能の高さを見せつけました。

 プロデューサーは宮本茂さん。また、のちに『スターフォックス』シリーズや『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』を手掛けるアートディレクター今村孝矢さんのデビュー作でもあります。

◆Q4 スーパーファミコンのグラフィック面で売りとなった機能は「拡大」「縮小」と何?

A:4新ハードにまず求められるのは、どれだけグラフィックが向上しているか。スーパーファミコンの特徴のひとつが、背景の画像を「拡大・縮小・回転」して表示できる描画モード「モード7」でした。

 前述の『F-ZERO』では、拡大・縮小・回転を上手く活用して未来感を演出していました。個人的には『ファイナルファンタジーIV』の飛空艇が飛び立った感覚を表現するワールドマップの拡大・縮小演出や、『ファイナルファンタジーV』の冒頭の隕石落下シーンが強く印象に残っています。

◆Q5 次のうち、スーパーファミコンからその歴史が始まった任天堂の人気シリーズはどれ?

(1)『ゼルダの伝説』
(2)『星のカービィ』
(3)『マリオカート』 

A5:『ゼルダの伝説』は1986年に発売されたディスクシステムのローンチタイトル。クリアしたあとに遊べる「裏ゼルダ」も話題になりました。

『星のカービィ』の第1作は1992年のゲームボーイ。ゲームクリエイター・桜井政博氏が初めてディレクターを務めた作品で、当初は『ティンクル☆ポポ』という題名だった……という有名なエピソードがあります。

マリオカートシリーズの初代はスーパーファミコンの『スーパーマリオカート』。マリオと仲間たちがカートでバトルする内容は初心者でも親しみやすく、日本国内市場で一番売れたスーパーファミコンソフトとされています。

『マリオカート』といえば、2017年にNintendo Switchでリリースされた『マリオカート8 デラックス』が全世界累計6735万本を記録し、Nintendo Switchのタイトルでは堂々の1位(2024年12月末現在)。

 ちなみに、Switch 2の予告映像に『マリオカート』らしきゲーム画面が映っていたことから、Switch2のローンチタイトルは『マリオカート9』ではないかと囁かれています。『マリオカート』シリーズの成功がハードの運命を握っているといっても過言ではないでしょう。

 以上、5問のクイズでスーパーファミコンを振り返ってきました。みなさんは全問正解できたでしょうか?

<文/卯月 鮎>

―[絶対夢中★ゲーム&アプリ週報]―

【卯月鮎】
ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン〜なつかしゲーム子ども実験室〜』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も

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  • カオスシード風水回廊記とエナジーブレイカーに出会えたのが一番の収穫。あれでネバーランドカンパニーというとてつもなく優秀なゲーム会社を知れた。
    • イイネ!10
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