2025年F1第1戦オーストラリアGP 角田裕毅(レーシングブルズ) 2025年F1第1戦オーストラリアGPの予選が行われ、ポールポジション〜5番手に入ったドライバーたちが金曜日を振り返った。ポールポジション〜5番手に入ったドライバーはランド・ノリス(マクラーレン)、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、角田裕毅(レーシングブルズ)だ。
■角田裕毅(ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズ・フォーミュラ1チーム)予選 5番手(Q1=7番手1分16秒225:ソフトタイヤ/Q2=8番手1分16秒009:ソフトタイヤ/Q3=5番手1分15秒670:ソフトタイヤ)
こんな結果は予想していませんでした。トップ10に入るだろうとは思っていましたが、5番手になるなんて、思いもしなかったです。
かなりの接戦になることは分かっていました。でも最後のラップは本当に魔法のようなラップでした。すべてをうまくまとめることができたのです。ランド(・ノリス/マクラーレン)のトウ(スリップストリーム)を得たことが少し助けになったので、それはありがたかったです。
あのラップタイムは予想外でしたが、マシンは今週ずっと安定して調子が良かったです。
チームは本当に懸命に努力してきました。正直言って、(2024年の)アブダビ以来、これほど大きく進歩したことに驚いています。この結果から、オフシーズン中に彼らが懸命に取り組んできたことが分かります。チームの皆、ファクトリーの皆に感謝します。
明日は少し雨が降ることが分かっていますが、それに備えてマシンのセットアップを仕上げています。マシンが良いパフォーマンスを発揮してくれるはずなので、今から楽しみですし、自信も持っています。とにかく集中し続けるだけです。
■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)予選 4番手(Q1=2番手1分15秒971:ソフトタイヤ/Q2=4番手1分15秒798:ソフトタイヤ/Q3=4番手1分15秒546:ソフトタイヤ)
今日はとても満足している。昨年はより暑いコンディションで苦労したが、昨日もそうだった。でも僕らにとっては勉強になった1日だった。ミディアムタイヤとハードタイヤに比べて、なぜソフトタイヤでは(ペースが)足りなかったのかを理解するために、チームは懸命に取り組んでくれた。僕たちはいくつかの改善点が見つけたし、それが役に立つだろう。今後もこの方向でプッシュしたい。
僕たちにはマクラーレンとはまだコンマ数秒の差がある一方で、シーズンの最初のレースを4番手からスタートできることは励みになる。僕たちにとってQ3はトリッキーだったので、もう少しうまくやれたかもしれない。最初のプッシュラップでは、最後のいくつかのコーナーでコンマ3秒ロスしてしまい、最後のアタックでも大きく改善することはできなかった。
最後に、キミ(・アントネッリ)がQ1で敗退になり残念だったが、今週末彼は速さの証拠を見せている。すぐに上位に食い込んでくるだろう。明日は新しい1日だ。天気予報では雨だから、まだわからない。混戦のなかに入れることを願っている。
■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)予選 3番手(Q1=3番手1分16秒018:ソフトタイヤ/Q2=3番手1分15秒565:ソフトタイヤ/Q3=3番手1分15秒481:ソフトタイヤ)
今日のパフォーマンスは、僕たちが期待できるなかで最高のものだったと思う。昨日のプラクティスセッションはかなり厳しかったが、マシンにたくさんの改良を施した結果、ドライビングの際の感触がはるかに良くなった。
マクラーレンとのギャップはまだ大きい。今の時点では彼らと同じペースを持ち合わせていないから、まだ改善すべき点があるということだ。
それでも僕が予想していたよりも良いパフォーマンスを発揮できたし、マシンはプッシュするのに必要な自信を与えてくれた。
最終的に、3番手というのは良い結果だから満足だよ。少しペースを見つけ出すことができてよかった。
明日はドライでもウエットでも構わない。ただ、ファンにとっては晴れた方がいいと思う。明日はベストを尽くして、どうなるかを見ていくよ。
(走行後の記者会見で語り)状況を改善する方法を理解するのに少し時間がかかったが、今日はそれができた。正直言って、昨日の状況を考えると、今ここにいることにかなり驚いている。自信を持って走ることができたし、マシンと一体になったと感じた。まだ少しペースが足りないのは明らかだが、予選ラップには全体的に満足している。
(日曜日には)奇跡は期待していない。うまくいくとは思うけど、他と同じレベルではないからね。でもベストを尽くして結果を見てみる。
■オスカー・ピアストリ(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)予選 2番手(Q1=5番手1分16秒062:ソフトタイヤ/Q2=2番手1分15秒468:ソフトタイヤ/Q3=2番手1分15秒180:ソフトタイヤ)
今シーズンを、ふたり揃ってフロントロウからスタートすることができるなんて最高だ。もちろん、僕にとっては望んでいたポジションよりひとつ後ろだけれど、今年の最初のレースとしては良い形になったと思う。
全体的に予選の結果には満足しているし、マシンのペースも安定している。明日の天候によってどういう展開になるかだね。レースが楽しみだよ。
■ランド・ノリス(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)予選 1番手(Q1=1番手1分15秒912:ソフトタイヤ/Q2=1番手1分15秒415:ソフトタイヤ/Q3=1番手1分15秒096:ソフトタイヤ)
今年のスタートとして完璧な形だ。チームを心から祝福したい。マクラーレンの全員が、昨シーズンの終わりから素晴らしい仕事をし続け、今回、再びフロントロウを独占した。
ただ、これは予選にすぎないので、喜びすぎてはいけない。明日は難しいレースになることは分かっている。でも、2台がベストのポジションからスタートできるのはよいことだ。
マシンのペースには自信がある。ただ、このマシンではウエットで走行した経験がないし、ライバルたちは強力だ。明日のレースは皆にチャンスがあり、多くのことを学ぶことになるだろう。何が起こるか楽しみだよ。
[オートスポーツweb 2025年03月16日]