中国メーカーは、さまざまなブランドやキャラクターとのコラボモデルをこれまでもリリースしてきました。しかし、版権などの関係からか、中国国外ではその数は多くありません。
今回紹介するTECNOの「Spark 30 Pro Transformers Edition」は、トランスフォーマーの世界観をスマートフォンに閉じ込めたような製品で、中国以外の市場で発売されました。
TECNOの主な市場はインドやアフリカ、東南アジアなどです。この地域でもハリウッド映画のキャラクターなどは人気で、同社としてもスマホ販売台数アップとイメージ向上のために、コラボモデルの投入は積極的に行うべきでしょう。
トランスフォーマーモデルと分かるパッケージのスリーブを外すと、さらに内箱はトランスフォーマーのエンブレムで封印されており、開封する行為も楽しめます。
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エンブレムを外して箱を左右に開くと、今度はブルーの内箱に再び同じエンブレムが見えます。すぐにスマートフォンに到達させないあたりは、ワクワク感を高めてくれますね。そしてケースなどの入ったスリーブを取り外すと本体が出てきます。
Spark 30 Pro Transformer Editionはトランスフォーマーのキャラクター、オプティマスプライムをフィーチャーしたモデルです。
プリインストールアプリのアイコンは赤、青、シルバーのオプティマスプライムカラーでカスタムされています。また、アイコンの外枠もロボットを意識させるデザインで、後から入れたアプリもその枠がはめられるため、プリインストールアプリと調和のとれたデザインとなります。
壁紙やアイコンなどのテーマのカスタマイズは、もともとAndroid OSを自社UIで改変している中国系メーカーにとってはお手の物です。TECNOも自社に搭載しているのは「HiOS」と呼ばれるもの。最新バージョンはAndroid 15ベースのHiOS 15です。
本体側面にも限定版である証が刻印されています。なお、Spark 30 Proの主なスペックはプロセッサがMediaTekのHelio G100、5G非対応の4Gモデルです。ディスプレイは6.78型、バッテリーは5000mAhを搭載します。
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背面も3つのカラーでオプティマスプライムのイメージを表現しています。シルバーのメタリックな輝きがクールですね。
背面下部をアップで見てみましょう。エンブレムやメーカーと製品ロゴなどが入っています。細かい部分まで手を抜かない仕上げですね。
カメラは実は1眼で、1億800万画素となっています。コストを下げるためですが、超高画質なので望遠領域もカバーできるでしょう。レンズの色分けなどもうまく仕上げており、毎日使うことが楽しくなりそうです。
発売されたのは2024年10月です。4Gチップセットとしては最上位のHelio G100を搭載しており、先進国でもコレクションとして欲しい人が出てくるでしょう。こうしたコラボモデル、日本でもぜひどこかのメーカーが出してほしいものです。
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