【藤竜也】 大島渚監督「愛のコリーダ」 ストイックな撮影裏話を明かす 「食事は最終的に1日、梅干しとみかん1つずつ」

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2025年03月16日 20:11  TBS NEWS DIG

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俳優の藤竜也さんと映画監督の黒沢清さんが、「第6回 大島渚賞」 記念上映会トークショーに登壇しました。
 

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黒沢さんは“久しぶりに先ほど藤竜也さんとお会いして…やはり緊張しますね。やっぱ大スターだなって感じがしました”と、目も合わせず緊張した様子で語り始めました。
 

この日は「愛のコリーダ」(1976年(昭51))が記念上映され、トークショーでは当時の撮影現場での大島渚監督の様子について聞かれた藤さんは“世間の大島さんのイメージは、討論番組に出て「バカヤロー」とかものすごい罵声をあげていたり、「論客」というすごく怖いイメージがあり、私も怖い人なのではと思っていました”と、明かしつつ“松竹の監督独特の雰囲気というか、いつも現場では洗い立てのシャツと品の良いカジュアルな背広を着て、言葉も私のような若輩者にも敬語を使ってくださるような方でした”と明かしました。“ただ、直属の演出部、当時チーフには崔洋一さんが助監督を務めてましたが、そういう直属の部下には、ものすごい勢いどやしつけるのを聞いた事はあります。でも非常にジェントルマンでした”と大島監督の知られざる一面を明かしました。
 


また撮影後に大島監督と食事やお酒は飲みに行ったのかと聞かれると藤さんは“一切ありません。撮了まで1か月も無い中、私は12kgぐらい体重を落としました。それが(役的に)いいと思い込んでしまって、最終的には1日に梅干しとみかん1個ぐらいしかとらず、だから風が吹くと体が揺れるような感じでしたね”と当時のストイックな役作りを明かしていました。
 


また「愛のコリーダ」での吉蔵役について“当初は私ではなくいろいろなところにあたっていたみたいです”と語り、制作発表の2日前ぐらいに崔洋一さんに呼び出され台本を読まされ、その後プロデューサーを務めていた若松孝二さんから「飲みに行きましょうか」と新宿のゴールデン街で製作発表当日の朝、3時ぐらいまで飲み明かし説得され出演を受諾したことを語ってくれました。
 




【担当:芸能情報ステーション】

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