人に全く慣れておらず、販売者ですら触ることができなかった凶暴なケープハイラックスをお迎え。毎日諦めずに20日間接し続けた結果、初日からは想像もできない姿を見せてくれた様子がYouTubeに投稿されました。動画には「愛が奇跡を」「ただただ感動」といった声が寄せられるなど注目を集めています。
動画を投稿したのは、フクロモモンガをはじめとしたさまざまな動物と暮らし、“小動物をこねて寝かせ、慣らすことが得意”だという小動物のこね屋さん。YouTubeチャンネル「小動物のこね屋」に、一緒に暮らす動物たちの様子などを投稿しています。
以前は池袋サンシャインシティで行われたエキゾチックアニマルのイベント「東京レプタイルズワールド2025 PREMIUM COLLECTION」(以下、東レプ)で出会った、“訳あり”なハリネズミをお迎えする様子が話題となりました。
今回は同イベントで出会い、ハリネズミたちと同じく新たな家族となった、訳ありで凶暴なケープハイラックスをお迎えしてから20日目の様子を見せてくれるようです。
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2月8日。いつもは何かを購入しようとするとストッパーになってくれるお姉さんと一緒に参加するものの、この日は一人で東レプに参加していたというこね屋さん。「生体をお迎えしちゃおうかな」なんて考えていたところ、とてもかわいい小動物に遭遇したのだといいます。
こね屋さんが遭遇した小動物の名前は、「ケープハイラックス」。ネズミのような外見ですが「イワダヌキ科」に分類されており、分類的に最も近い動物はゾウだといわれている、なんとも不思議なアフリカ原産のほ乳類です。
ケープハイラックス自体がもともと臆病であることに加え、この個体は人に全く慣れておらず、触れないうえに、かんでしまう凶暴な“訳あり個体”として安く販売されていたとのこと。最初に見つけたときにはケージの端で縮こまり震えていたことから、かわいそうになってお迎えすることに決めたのだとか。
お迎え初日はケージから出すことも、まともに触れることもできなかったケープハイラックス。「ちょまぶ」と名付けられたケープハイラックスはお迎えから20日後、どのように変化したのでしょうか……?
お迎え初日は今後ちょまぶちゃんが慣れてくれたとしても、抱っこはできないかな? と話していたこね屋さん。しかし毎日かまれても諦めずに話しかけ続け、こね続けた結果、なんと20日後には大人しく抱っこをさせてくれるようになったのです。
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ふわふわの布に包まれてこね屋さんの腕に抱かれ、大人しくこねられているちょまぶちゃん。あまりにもうれしいその姿に、これまで数多くの動物をこねてきたこね屋さんでさえ、感動してちょっぴり泣きそうになってしまったようです。
ちょまぶちゃんの価格については詳しく話せないものの、そこそこいいスペックのゲーミングPC1台分くらいだったとのこと。かなり思い切ったお迎えとはなりましたが、出会ったときのおびえ方や目を見たら、とても放ってはおけなかったそうです。
そんなちょまぶちゃんに「人間は怖くない」ということを伝えることができて、とてもうれしいと語るこね屋さん。顔の周りを触っても暴れることなく、目を閉じてうとうとするちょまぶちゃんの姿からは、こね屋さんへの信頼が伝わってくるようです。
ちょまぶちゃんをこねられるようになるまでは、半年くらいかかると思っていたそうですが、まさかの20日でこねられるようになったこね屋さん。あまりのうれしさに、ちょまぶちゃんをこねながら涙がこぼれてしまったようですよ。
動画には「ちょまーーーーーーーーー!涙 こね屋さんならこねられるようになると思ってた!!こね屋最高!!日本の宝!!!!」「毎日少しずつ伝え続けたあふれんばかりの愛が、奇跡を呼んだんだと思います」「ずーっと見守っていました。自分のことのようにうれしいです!!!正真正銘のこね屋さんだっ!!」といった、たくさんのコメントが寄せられていました。
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お迎え直後から少しずつ心を開き、友達ができたり、こねさせてくれたりするようになったちょまぶちゃんの様子は、同チャンネルで公開中。こね屋さんが小動物をこねる様子や、一緒に暮らしている動物たちの様子も多数投稿されています。
画像提供:YouTubeチャンネル「小動物のこね屋」
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