「ぎふチャン」などで活躍の現役大学生P、長坂欧空氏が語る未来予想図「経験ももっと詰んで」

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2025年03月16日 21:09  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

取材に応じた「株式会社Screate」の長坂欧空氏

エンタメ業界の活性化へ、10代で活躍する逸材がいる。「ぎふチャン」として親しまれる岐阜放送の番組でプロデューサーを務める長坂欧空氏(そら、19)。明大の法学部に通う現役2年生ながら、流れ星☆のたきうえがMCを務める番組「〇〇をする流れ星☆たきうえ」などを手がけ、自身も番組に出演して盛り上げるなどして人気を博している。このほど日刊スポーツの取材に応じ、活動のきっかけや見据える未来について語った。


「〇〇をする−」は毎回ゲストを招き、たきうえらとともに飛騨高山の魅力を発信していくバラエティー番組。YouTubeなどのSNSとも連携しており、3月9日放送回では元SKE48松井珠理奈と、四千等身の石橋遼大をゲストに、絶対に整う「ワンランク上の最高のサウナ」をめぐるなどした。


長坂氏は「テレビのお仕事はとても楽しいです」と笑顔をみせ「そらP」として出演もする番組については「最初は出るつもりはなかったのですが、1話目をやってみて、会議で実際に出てみてもいいんじゃないかなということになりました。芸人さんはめちゃくちゃ面白いですし、こういうところも気にしているんだなとか、気づきがたくさんあります。最近は台本も書くようになって、良い勉強になっています。スタッフ側と出役側の両方ができたのはいい経験になりました」と語った。


23年4月に愛知・CBCテレビのドラマ「民宿のかくし味」でADを務めてデビュー。きっかけは番組制作など多方面で活躍しているという岐阜出身の父親の影響で、まずは父が手がけていた同ドラマのスタッフとして“入門”した。2年目からはプロデューサーを務めるようになり、24年8月から今年1月までは岐阜県内などで流れるラジオ、Hits FMの番組「流れ星☆のそしゃやるんやさ」のディレクターも担当。活動の幅を広げてきた。


現在は個人会社「株式会社S create」を立ち上げ、代表として各種業務にもあたっている。もともと両親は欧州で出会って結婚し、長男として欧空氏が誕生。高卒でスイスに渡るなど行動的だった父と、同じく欧州でバレエダンサーとして活躍していた母親の出会いから、名前に「欧」の文字が入った。


3月いっぱいで現在手がけている番組がそれぞれ一区切りとなり、ここからは一般就活にも意欲をみせている。テレビ業界のみならず「言葉で押すというコミュニケーションをやってみたい」と営業職などにも魅力を感じており「2年生まではテレビのお仕事が忙しかったので授業の単位の方を巻き返すのと、インターンにも行ってみようかなと思っています。そうした活動をしながらも、何かお仕事が入ってきたら取り組むという形ですね」。


中学時代からゴルフ部で活躍し、ベスト78の腕前をと、非凡な才能は多方面で発揮されている。今後の大きな目標は2つ。ひとつは「スーパー銭湯をつくりたいんです。今もいろんな場所がありますけど、意外と自分の思う完璧なところがないなと思っていて。お風呂やサウナはもちろん、お食事処も充実しているような施設をつくりたいです」。もうひとつはアイドルプロデュース。もともと指原莉乃が手がける女性グループ、=LOVEや≠MEのファンで「いつか挑戦してみたいなと思っています」。


今年でやっと20歳の節目を迎える若さ。「まずは一度どこかに就職してみたいなと思っていて、そこで社会人としての経験ももっと積んで、将来の姿を考えていきたいです」と力を込めた。【松尾幸之介】

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