アジア全域版アカデミー賞「第18回アジア・フィルム・アワード(AFA)」授賞式が16日、香港で行われ、長塚京三(79)の主演映画「敵」の吉田大八監督(61)が監督賞を受賞した。吉田監督は「皆さんが驚いているのと同じように、僕も驚いています」と口にした。
「敵」は作家・筒井康隆氏(90)の小説を映画化。コンペティション部門に出品された24年11月の東京国際映画祭では、長塚が最優秀男優賞、吉田監督が監督賞、作品が東京グランプリ/東京都知事賞と、併せて3冠を獲得。AFAでも作品賞、監督賞、主演男優賞、長塚演じる儀助の大学の教え子・鷹司靖子を演じた瀧内公美(35)が助演女優賞、四宮秀俊氏が撮影賞、宮本茉莉氏が衣装賞と日本映画としては最多6部門にノミネートされていた。
吉田監督は「若い頃から愛読していた小説を映画化する幸運に恵まれ、素晴らしい俳優と作った、監督として最高に恵まれた体験。その上、素晴らしい賞をもらって、これ以上の喜びはありません」と感激した。
監督賞は前回、前々回と是枝裕和監督(62)が受賞しており、日本人監督が3年連続で受賞した。
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