ジーン・ハックマンさん、妻ベッツィ・アラカワさんに推定8000万ドルの遺産を遺していたか

米ニューメキシコ州サンタフェ郊外の自宅で死亡しているのが見つかった米俳優ジーン・ハックマンさんが、共に遺体で発見された妻で日系人ピアニストのベッツィ・アラカワさんに推定8000万ドルの遺産を遺していたと英デイリー・メール紙が報じた。ハックマンさんが遺した遺言書の詳細が明らかになったと伝えている。

自宅の別々の部屋で亡くなっているのが発見された2人だが、ハンタウイルス肺症候群で先にアラカワさんが亡くなり、その1週間後にアルツハイマーを患っていたハックマンさんが心臓病で死亡したことが発表されている。夫妻に子どもはおらず、先にアラカワさんが亡くなっていたことから遺産はハックマンさんと元妻との間の3人の子どもたちが受け取る可能性が高いという。遺言書は2005年6月以降更新されておらず、法的文書に3人の子どもの名前が記載されていたかどうは分かっていない。一方のアラカワさんの資産は、信託に指定され、医療費の負債をすべて支払った後、さまざまな慈善団体に分配される予定だと伝えている。（ロサンゼルス＝千歳香奈子通信員）