立山黒部の除雪情報を毎週火曜日に配信　立山高原バス道路の雪の壁は昨年上回る高さ

　富山県と長野県を結ぶ世界有数の山岳観光ルート「立山黒部アルペンルート」(立山黒部貫光・富山市)では、4月15日(火)の全線開通に向けて立山高原バス道路の除雪が進められている。3月10日時点での積雪状況(立山黒部貫光調べ)は、標高2450mの室堂で740cm(昨年同時期710cm)を記録するなど、全体的に積雪量が多く、昨年の雪の壁の最高地点の高さ、14mを上回ることが期待されている。最新の除雪情報は4月上旬まで、公式サイトやSNSで毎週火曜日10時に配信されている。

　立山高原バスが走行する立山有料道路の除雪は、立山の麓にある藤橋周辺から室堂まで総延長31.3kmにわたり行われる。今年は2月11日から除雪作業を開始し、3月10日時点で七曲(ななまがり・標高1680m)付近まで一車線の除雪が完了している。

　雪の大谷エリアと同様に、室堂ターミナルから徒歩15分ほどの所にある「みくりが池」も、春は雪にすっぽりと覆われているが、夏にかけて雪解けが進み7月には美しい湖面が現れ始める。池周辺にはライチョウのすみかとなる高山植物のハイマツが群生しているため、ライチョウに出合える可能性が高いスポットでもある。

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