保管倉庫から搬出される政府備蓄米=18日午前、埼玉県内 コメの高騰が続く中、政府備蓄米を落札した全国農業協同組合連合会(JA全農)は18日、政府が民間に委託している保管倉庫から搬出した。政府が放出を決めた21万トンのうち、今月10日から実施した初回入札で落札された約14万トンの一部。凶作や大規模災害の際に限っていた備蓄米放出が、流通の円滑化を目的に行われるのは今回が初めてで、店頭価格の抑制につながるかが焦点となる。
JA全農は18日午前、埼玉県内の倉庫から、落札した備蓄米を搬出した。30キロ入りの袋が400袋、計12トンがフォークリフトで運び出され、次々と大型トラックに積み込まれた。落札米は同県内の精米工場に運ばれた。

トラックの荷台に積まれた政府備蓄米=18日午前、埼玉県内