東京・台東の親族殺害 保険金の詐欺容疑で夫婦を追送検 捜査は終結
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2025年03月18日 19:39 毎日新聞

警視庁=米田堅持撮影 東京都台東区の夫婦が不凍液に含まれる有害物質を摂取させて親族4人を次々と殺害したとされる事件で、警視庁捜査1課は18日、夫の父親の保険金をだまし取ったとして、元会社役員、細谷健一(44)と妻の志保(38)の両被告=殺人と詐欺罪で起訴=を詐欺容疑で追送検した。一連の事件の警察の捜査は終結した。
送検容疑は2022年8月18日、健一被告の父勇さん(当時73歳)が病死したと保険会社に虚偽申請し、拠出型企業年金保険の遺族一時金約670万円をだまし取ったとしている。両被告とも黙秘しているという。
両被告は、次女の美輝(よしき)ちゃん(同4歳)に有害物質「エチレングリコール」などを摂取させて殺害したとして、24年2月に殺人容疑で逮捕された。東京地検は美輝ちゃんに対する殺人容疑については処分保留にしており、今後処分を判断するとみられる。
両被告は、健一被告の両親と姉に対する殺人罪と、両親と姉の3人に関する死亡保険金計約3000万円をだまし取った詐欺罪で起訴されている。【菅健吾、朝比奈由佳、岩崎歩】
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