ファルコンSに出走予定のクラスペディア(撮影:下野雄規) 中京競馬場芝1400mで行われる3歳限定のGIII戦、ファルコンS。NHKマイルCへ向けたステップレースの一つとしても位置付けられるが、近年は短距離路線を志向する馬の参戦も多い。過去の傾向からも、前走のクラスと距離適性が重要となる一戦だ。
1.前走クロッカスS組が好成績
クロッカスS組の成績は[4-2-0-18]と、勝率16.7%、複勝率25%と安定しており、特に1着馬がここでも好走するケースが多い。1400mの適性が高く、前走の勢いをそのまま持ち込める点が強みだ。
2.前走シンザン記念組
前走がシンザン記念だった馬も好成績で、[3-0-0-6]で勝率・複勝率ともに33.3%。勝つか4着以下しかないが、このレースとは相性が良いようだ。なお、着順は問わない。
3.前走4角3番手以内
過去10回で、前走の4角位置で3番手以内の馬は[5-7-4-51]で複勝率23.9%。率としてはそこまで良くもないが、回収率は単勝で205%、複勝で129%と好成績だ。まだ馬場が良い時は中京コースは内有利で前が残りやすく、これが狙い目となる。
クラスペディアは前走クロッカスSを逃げ切り勝ち。未勝利の身で臨んだ一戦だったが、見事勝ち切って賞金も獲得した。同距離のここでも前走のレースぶりをそのまま発揮できれば、十分に勝ち負けになる。馬体重も前走で500kgと恵まれており、持続力勝負にも対応できる。