セビージャやアトレティコで活躍の元フランス代表FWガメイロが現役引退「フットボールへの愛は永遠に続く」

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2025年03月19日 06:01  サッカーキング

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[写真]=Icon Sport via Getty Images
 元フランス代表FWケヴィン・ガメイロが16日、自身の公式Instagram(@kevingameirooff)を通して、現役引退を発表した。

 ガメイロは昨シーズン限りでストラスブールを退団したあと、無所属の状態が続いていたが、今シーズンも終盤戦に入ったこのタイミングで、現役引退を発表。Instagramにて、次のようなメッセージを投稿した。

「ストラスブールからはじまり、ロリアン、PSG、セビージャ、アトレティコ・マドリード、そしてバレンシアと渡り歩いたが、それぞれのピッチで過ごしたすべての瞬間は、僕の記憶に、そして何よりも心に刻まれ続けるだろう。しかし今、誇りとノスタルジーを胸に、僕の人生におけるこの壮大なチャプターの幕を閉じる時が来た」

「アカデミー、クラブ、チームメイト、すべてのコーチ、幸運にも所属することができたフランス代表チーム、テクニカル・チームとメディカル・チームのみなさん、理学療法士たち、エージェント、そしてなによりもサポーターのみなさん、僕のキャリアに関わってくれたすべての人々に感謝したい」

「そしてもちろん、両親の存在なくして、幼いころから抱いたこの夢は実現しなかっただろう。いつも僕の一番のサポーターでいてくれる兄のヨアン、 祖父母、そして他の家族や親しい友人たちも、僕のキャリアを支え続けてくれたね。妻と子どもたちは、僕を支え、励まし、ついてきてくれ、愛してくれ、そして何よりもたくさんの愛で支えてくれた。僕も愛してるよ」

「1ページはめくられたが、フットボールへの愛は永遠に続く」

 ガメイロは1987年5月9日生まれの現在37歳。ストラスブールのアカデミー出身で、2005年9月に行われたリーグ・アンのパリ・サンジェルマン(PSG)戦でゴールを飾る。2008年夏にはロリアンへ完全移籍し、同クラブで3シーズン連続の2桁ゴールを叩き出すと、2011年夏にはPSG入りを果たす。PSGでは加入初年度こそ公式戦通算14ゴールを挙げるなど活躍したが、翌シーズンは元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモヴィッチや元アルゼンチン代表FWエセキエル・ラベッシの加入もあって出番が激減。シーズン終了後、初の国外移籍を決断し、セビージャへ完全移籍した。

 セビージャでは3シーズンの在籍で公式戦通算145試合出場67ゴールという数字を叩き出しただけでなく、ヨーロッパリーグ(EL)3連覇を経験。2016年夏にはアトレティコ・マドリードへの完全移籍を勝ち取り、2017−18シーズンにEL優勝を経験した。2年間で公式戦通算82試合出場27得点という数字を残し、2018年夏に加わったバレンシアでは、加入初年度にコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)の優勝に貢献。バレンシアでは3年間プレーし、公式戦通算121試合出場24ゴールをマーク。2021年夏、古巣のストラスブールに帰還した。

 2021−22シーズンからの2年間はリーグ・アンでともに2桁ゴールを記録するなど、センターフォーワードの主軸として活躍。昨季は途中出場も増えたものの、公式戦通算30試合の出場で5ゴールを挙げていた。

 また、ロリアン在籍時の2010年9月にはフランス代表デビューも飾った。以降は代表から遠ざかった時期ものの、アトレティコ・マドリード加入直後の2016年9月におよそ4年ぶりの“レ・ブルー”復帰。メジャートーナメントに出場した経験はないが、国際Aマッチ通算で13試合出場3ゴールを記録した。


【動画】セビージャ時代には“エース”としてEL3連覇を経験


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