藤野あおばが女子CL準々決勝第1戦を欠場へ…暫定指揮官「筋肉のケガ」

　マンチェスター・シティ・ウィメンズに所属する日本女子代表（なでしこジャパン）FW藤野あおばが、女子チャンピオンズリーグ（WCL）準々決勝のファーストレグを欠場することになるようだ。18日、クラブ公式サイトが伝えている。

　今シーズンからマンチェスター・シティでプレーしている藤野は、15日に行われたFA女子リーグカップ決勝のチェルシー・ウィメンズ戦（●1−2）で豪快な同点弾を決めるなど、ここまで公式戦4ゴールを記録している。そんな藤野だが、19日に行われるWCL準々決勝のファーストレグとなるチェルシー戦には出場できないことが判明した。

　試合前の記者会見に出席したマンチェスター・シティを率いるニック・クッシング暫定監督は「バニー・ショー（カディジャ・ショー）は（チェルシー戦）で途中交代となったが、彼女はプレーできない。あおばも同じくプレーできない」とチームのトップスコアラーであるショーと同様に、藤野も負傷したことを明かした。

「彼女たちはこの試合を欠場する重要な2選手だが、こうした瞬間は他の選手たちにチャンスを与えるものでもある。2人とも筋肉のケガだ。どのくらいの期間になるかを診断するには数日かかるだろう。重傷の可能性もあるが、メディカルチームに任せている。筋肉のケガをすれば、すぐに回復できるものではないからね」

　WCLのグループステージを5勝1敗の2位で突破したマンチェスター・シティは、FA女子リーグカップ決勝で敗れたほか、ウィメンズ・スーパーリーグ（WSL／イングランド女子1部リーグ）では5連覇中で、今季も首位を快走しているチェルシー（マンチェスター・シティは現在4位）との同国対決を準々決勝で迎えるが、両選手を欠いて臨むことは大きな痛手となりそうだ。