【カーリング】日本代表「フォルティウス」デンマークに８―２で快勝　３連続スチールで３勝４敗

＜カーリング世界選手権：日本8−2デンマーク＞◇19日◇韓国・議政府（ウィジョンブ）◇女子1次リーグ

【議政府（韓国）＝飯岡大暉】世界ランキング5位の日本代表「フォルティウス」が3勝目を挙げた。同9位デンマークを8−2で破り、連敗を2で止めた。3勝4敗として、26年ミラノ・コルティナオリンピック（五輪）の出場枠獲得へ望みをつないだ。

積極的な攻撃が光った。第1エンド（E）に2点を先制し、第3Eにも2点を追加。第4、5Eと連続でスチールに成功した。ハウス（円）に石を多く配置し相手のミスを誘った。

第6Eも円心に石をため、2点を奪う。3連続スチールで、相手に負けを認めるコンシードを宣言させた。

五輪切符獲得には、今大会4位前後に入る必要がある。13チーム中6チームが進出する決勝トーナメント（T）に駒を進めるには、7勝5敗が目安。残り5戦で白星を積み重ねていく。

午後7時からは同7位のスコットランドと対戦する。

◆26年ミラノ・コルティナ五輪への道　国別出場枠は10。24、25年世界選手権の順位に応じたポイント順で上位7カ国（開催国イタリア除く）が枠を獲得。過去に同方式で7番目に枠をつかんだ国は14年ソチ大会が9点、18年平昌大会が12点。24年はSC軽井沢クが11位（3点）のため、フォルティウスが今大会4位（11点）以上に入れば枠獲得の可能性が高まる。枠獲得を逃した場合、12月の五輪世界最終予選で残りの2枠を争う。今大会の結果にかかわらず9月に代表候補決定戦（北海道・稚内）が行われ、25年日本選手権を制したフォルティウス、昨年王者のSC軽井沢ク、世界ランク最上位のロコ・ソラーレの3チームが争う。

◆女子世界選手権の大会方式　出場13チームが総当たりの予選リーグを行う。上位6チームが決勝トーナメントへ。1、2位は準決勝にストレートで進出し、3〜6位はプレーオフに回る。3位−6位の勝者は準決勝で2位と対戦、4位−5位の勝者は1位に挑む。決勝は23日に行われる。