GI馬も超えられなかった意外なデータ 重賞馬2頭がファルコンSの史上初に挑む
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2025年03月19日 12:15 netkeiba

昨年の京王杯2歳Sを制したパンジャタワー(24年11月撮影、ユーザー提供:MRTSさん) 2歳重賞勝ち馬のパンジャタワー(牡3、栗東・橋口慎介厩舎)とトータルクラリティ(牡3、栗東・池添学厩舎)の2頭が、ファルコンステークス(3歳・GIII・芝1400m)で重賞2勝目を目指す。
ファルコンSには大挙26頭が登録しているが、重賞勝ち馬は2頭だ。パンジャタワーは昨年の京王杯2歳Sの勝ち馬。続く朝日杯FSは4番人気で12着に沈んだが、敗因は距離の可能性が高く1400mに戻る今回は巻き返しが期待できる。もう1頭のトータルクラリティは同じく新潟2歳Sの覇者。こちらも前走は朝日杯FSで13着に大敗したが、道中で力んでいた。そういった意味で距離短縮は大きなプラスだろう。
ただ、2頭には気になるデータもある。01年にレース名がファルコンSとなって以降、既にJRA重賞を勝っていた馬は27頭が出走して【0-7-3-17】の勝率0%、連対率26%。最近では21年に朝日杯FS覇者のグレナディアガーズが2着に健闘しているが、意外にも勝ち馬が1頭も出ていないのだ。
パンジャタワーとトータルクラリティは逆風データを跳ね返し、2つ目のタイトル獲得となるか。春の大舞台に向けて、さすがタイトルホルダーと思わせるレースを期待したい。
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