バーレーン戦に向けた意気込みを語った前田大然 日本代表は20日、8大会連続のFIFAワールドカップ出場をかけてバーレーン代表と対戦する。
2次予選を6戦全勝・24得点無失点という圧倒的な強さで突破した日本代表は、最終予選グループCでも安定した戦いを披露。ここまで6試合を終えての戦績は5勝1分・勝ち点「16」となっており、2位のオーストラリア代表に「9」ポイント差を付けて首位を快走中だ。今月はバーレーン代表、サウジアラビア代表とのホーム2連戦が控えており、20日のバーレーン戦に勝利すれば史上最速で本大会出場が決まる。
大一番に臨む日本代表だが、27歳のストライカー前田大然にかかる期待は大きい。所属するセルティックでは大車輪の活躍を見せており、国内リーグでは得点ランキング1位タイの13ゴールをマーク。また、欧州最高峰のチャンピオンズリーグ(CL)でも9試合で4ゴールと結果を残しており、今シーズンここまでの通算成績は公式戦42試合出場28ゴール9アシストとなっている。
打撲の影響で18日(火)の全体練習を欠席した前田だったが、バーレーン戦の前日練習には参加。自身の状態については「良くなってきてます」と明かし、プレーに支障がないことを強調した。
今シーズンのパフォーマンスについては「今までやってきたことを今シーズンもやっているだけなので、日々の積み重ねかと思います」と前置きしつつ、「1年目、2年目と比べたら全然違うところに来れている」とコメント。その上で「これで満足せず、今は代表に来ているのでしっかり得点を決めて、ワールドカップを決めたいと思います」と意欲を示した。
4年前にカタール行きの切符を掴み取ったオーストラリア戦には出場できず。本大会ではグループステージ第2節のコスタリカ戦を除く3試合に先発出場し、クロアチアとのラウンド16(決勝トーナメント1回戦)で先制ゴールを決めたが、チームはPK戦の末に敗れ、史上初のベスト8進出は叶わなかった。そんな前田はワールドカップに対する思いを次のように語っている。
「出る前はワールドカップに対してそこまで意識していなかったですけど、出て悔しさを味わい、今回は出るだけじゃなく優勝したいという思いがチームとしてもあるので、そこに向けてやっていきたいです。アジアは簡単ではないので、今は勝って順調に来ているように見えますけど、明日はどういう試合になるか分かりません。まずはしっかり勝ってからワールドカップのことは考えたいと思います」
前回大会からの期間を振り返り「レベルアップは確実にしていると思いますし、それが世界で勝つためには必要だと思います」と口にした前田。日本代表をワールドカップに導くゴールに期待がかかる。
バーレーン一戦は『埼玉スタジアム2002』にて20日(木・祝)19時35分キックオフ。テレビ朝日系列が地上波独占生中継(TVerにて同時配信)、DAZNがライブ配信する。